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阪神電気鉄道 神戸高速線
Hanshin / Kōbe Kōsoku Line

駅リンク先
元町 西元町 高速神戸 新開地 大開 高速長田 西代

 ●2017年10月 訪問時
【撮影日:17.10.13./掲載日:17.12.17.】
 西代駅(山陽電鉄管理駅)ですれ違う阪神ー山陽直通列車。お互いの列車は乗り入れ相手先から自社の線路へ帰っていくところだ。…とは書くが、個人的な感覚では、阪神の神戸高速線は阪神の路線というイメージがいまだ弱く、神戸高速線を阪神の自社線と書くのにどことなく違和感がある。
 神戸高速鉄道は路線開業当初(1968(昭43)年)からは自社路線として運営してきた。その後1988(昭63)年4月に神戸高速鉄道が第3種鉄道事業者、各乗り入れ鉄道会社が乗り入れ区間に対して第2種鉄道事業者となる営業形態へ変更となった。ただこの時は乗り入れ各社が神戸高速鉄道へ営業を委託していたため、見た目に変わったことは起きていなかった。2010(昭22)年10月に運営体制が大きく見直され、神戸高速東西線については山陽電鉄は全区間、および阪急電鉄の新開地-西代 間のの第2種事業を廃止し、元町-西代 間は阪神電鉄神戸高速線、阪急神戸三宮-新開地 間は阪急電鉄神戸高速線と、訪問時現在の区分とされることになった。重複する高速神戸と新開地の両駅について、駅施設等の管理と表示類は阪神仕様となっている。
 運行形態は開業当初からは阪神電鉄と阪急電鉄は山陽・須磨浦公園まで、山陽電鉄は阪神・大石と阪急・六甲まで乗り入れが行われていたが、1998(平10)年2月に阪神・梅田-姫路 間での直通運転が始まると、阪急電鉄は新開地までとなり山陽線への乗り入れが無くなり、山陽電鉄は阪急線への直通を中止した。阪急電鉄としてはそれから2010年までは阪急車での定期列車が無かったにもかかわらず、新開地-西代 間の鉄道事業を有していたことになる。
 会社としては、訪問時現在は阪急阪神ホールディングスグループの傘下に阪急電鉄と阪神電鉄があり、神戸高速鉄道の株の半分以上を阪急電鉄と阪神電鉄で所有しており、別に山陽電鉄の株を一部阪神電鉄が所有しているという関係にある。しかし山陽電鉄については阪急阪神ホールディングスグループに参加していないという立場らしく、複雑だ。
 
 

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