多摩川線で使用されている101系の車内扉の上部に掲げられている路線図。多摩川線は他の西武線とは接続しない離れ小島路線で、他の鉄道も起点の武蔵境でJR中央線と繋がっているだけなので、描かれている路線図は至ってシンプルで、とても大手私鉄らしからぬ状態である(交差だけしている京王線は無視されている)。国分寺が起点であるで西武の2路線(国分寺線・多摩湖線)が中央線を介して申し訳程度に示されているのは、せめてもの意地であろうか…？ 多摩川線と国分寺線or多摩湖線の双方を恒常的に利用している人というのはどのくらいいるのかは興味のあるところだ。ただ多摩川線対新宿線の利用ということを考えると、国分寺線を利用するよりは、本数が頻出しているバスで武蔵境駅ー田無駅 間を通り抜けた方が楽かもしれない。
訪問時現在使用されてる101系は多摩湖線と多摩川線のみであるが、基本的に両線での使用車輛は分けられている。しかし車輛検査の都合と、多摩川線の車輛の出し入れにJR武蔵野線・中央線を使用する日までの「待ち」の都合で両線の車輛が入れ替わって使用されることも少なくはない。その際は写真の路線図を差し替えて使用しているということになるのだろう。だったら多少多摩川線の図的占有面積は小さくなるが、他の西武線同様に西武全線路線図を入れておいてもいいような気がするのだが。