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西武鉄道 多摩川線
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白糸台 Shiraitodai
 ■2018年1月訪問時
【購入日:18.01.04./掲載日:18.05.27.】
 
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.05.27.】
 2001(平13)年3月に北多磨駅から現駅名に改称されるが、それはお隣の多磨墓地前駅が多磨駅に改称されるのに伴った措置。多磨駅の南に北多磨駅があるのは都合が悪かったようだ。でも京急には品川駅に南に北品川駅がある(北品川駅の方が地理的には正しく、品川駅は品川区の北隣の港区にある)ので、それに対抗してはどうだっただろうか…? それは冗談として、当駅は1917(大6)年10月に多摩鉄道の終点、北多磨駅として開業する。会社名は"多摩"、駅名は"多磨"と字が異なるので、当時も漢字で混乱した人がいただろうに…。現在でも同様な漢字の異なるケースとして、明知鉄道・明智駅がある。
 ちなみに白糸台という地名だが、1964(昭39)年の住居表示整理によって8つの大字が合併したときに名付けられたそうだ。その当時の8つの大字名(ほぼ旧村名)には"白糸"に関わるような名前は無かったが、昔は付近に白糸村という集落が存在したそうだ。
 
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.05.27.】
 駅舎の様子。手前の平屋部分の駅舎はそれほど大きくないが、後ろの白壁の二階建て部分の建屋が繋がっており、おそらく駅務や運行関係だけではなく、車輛基地関係の部署等も入居しているものと思われる。駅前は広くはないが、緑の植栽がある。
 
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.05.27.】
 駅前にある京王線武蔵野台駅との乗換案内図。日常的に両駅の乗換をしている人がどのくらいいるか判らないが、このような掲示板があるということは、少なからずとも利用が発生しているということなのだろう。
 地図では武蔵野台駅は白糸台駅側に出入口を持っているのが判るが、白糸台駅は武蔵野台駅側に出入口が無い。私は学生時代に友人の家に遊びに行ったときなどにたまにこの乗換ルートを何度か使ったことがあるが、正直便利はよくない。遠回りで時間もかかるが、吉祥寺から京王井の頭線を使って明大前で乗り換えたほうが楽ではある。
 別会社の乗換なので両社がどう考えているかは判らないが、線路の交点付近に駅を設置しようという話を聞いたことがない。以下は想像だが、西武から見れば、元々多摩川線は川砂利輸送を主体であったこともあるのだろうが、ただでさえ路線距離が短いところに交点付近に駅を設けたら旅客が京王に流れてしまうので、得策ではないのであろう。一方京王から見れば、かつて多摩川線が多摩センター乗り入れを画策していたことがあったので、京王相模原線の競合路線と見なしていた時期があった可能性が高い。一帯は戦後開かれた住宅地が多いが、住民としては乗換駅のメリットを出さずとも、路線を使い分けることが自然に進んでいるといった状態なのかもしれない。
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.05.27.】
 構内踏切の様子。
 
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.05.27.】
 1面2線のホームの武蔵境側から是政方向を見る。
 写真左側には白糸台車両基地の検修棟の建屋が見える。現在は同区に(新)101系4輛編成が4本所属している。1日の使用編成は、途中で入替などが発生していなければ3本の運用で、1本は検査等に充てられるという陣容になっている。重要検査があるとき電車は中央線・武蔵野線(武蔵境-新秋津、JR線内は甲種回送)を経由して池袋線の武蔵丘車両検修場に送られ、その代わりに玉川上水車両基地の多摩湖線用の同系編成が出向してくる。
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.05.27.】
 駅を出発する直前の上り列車。

◆写真の列車情報◆ 249F 1138発 160[普通]是政→武蔵境
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.05.27.】
 構内踏切から撮った、駅を出発し、是政側にあるダブルクロスポイントをわたる新101系の下り列車。路線距離が短く、全線単線の多摩川線においてダブルクロスポイントがあるのはちょっと意外だった。このダブルクロスポイントは本線の上下交換線への分岐と車庫との入出場の役割を持っている。
 
◆写真の列車情報◆ 253F 1137発 151[普通]武蔵境→是政
 

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