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西武鉄道 多摩川線
競艇場前 【次の掲載駅】   ||  
是 政 Koremasa
 ■2018年1月訪問時
【購入日:18.01.04./掲載日:18.06.06.】
 
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.06.06.】
 是政という地名は、江戸時代の初期頃に当地を開拓した北条氏照の家臣だった井田是政に由来するとのこと。以来、当地の周辺は是政村と呼ばれるようになったそうだ。その後1889(明22)年に他村と合併して多磨村となり、是政は村内の地名となるが、府中市となった今でも住居表示として残されている。
 ちなみに井田家の墓所は東京競馬場内の通称・大欅の場所にあるという。
 Wikipediaで西武鉄道の最南端駅は隣の競艇場駅だそうだが、当駅との差は角度(北緯)で1秒(3600分の1度)以下とのこと。
 
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.06.06.】
 駅の行き止まりの先には交通量の多い府中街道が通っているが、駅舎の周辺は自動車の走行音もそれほど聞こえず、閑静な住宅地の中にある駅といった感じだ。駅舎はあまり目立つ感じではなく、写真に見える上部に掲げられた駅名標示も、側面の壁に書かれている駅名標示も控えめだ。それにしても両方の駅名標示のどちらにも"西武鉄道"の文字が無い。
 当駅から南へ、多摩川を渡る府中街道の是政橋を経由して1kmあまり歩くと、JR南武線の南多摩駅がある。公式に乗換駅として案内されることがないが、盲腸線の終端駅からの通り抜け先として利用できる。また別の通り抜け先としては、京王バス中央を利用して京王線の府中駅にも抜けることができる。
 
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.06.06.】
 改札口は4通路設けられているが、右側通行で2通路ずつが入場、出場に割り当てられている。簡易カードリーダーは入出場1台ずつが設置されている。
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.06.06.】
 駅構内の様子を、武蔵境側から末端方向を見る。線路は都合3本あるが、旅客用に使われているのは右(北側)のホームに面した線路だけである。他2線は保線関係に使用されているようなのだが、一番左(南側)の線路は直接武蔵境側に進出することは不可能になっている。そのため写真の保線車輛が本線上に出てくるためには、一旦末端側に下がって、折り返して真ん中の線路に出てくる必要がある。その真ん中の線だが、架線が張られているので電車の乗り入れが可能なのだろうが、どういうときにここに電車が入線するのだろうか…?
 この保線用の線路も、かつては砂利輸送の貨車・電気機関車の入替などに使用されていたのだろう。
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.06.06.】
 線路末端部の様子。電車ホームの線路末端より、保線車用線路の方が末端の方がより西側にある。線路のそばには保線詰所や危険物倉庫が建っており、線路や枕木、バラストといった資材が積まれている。
 
【撮影日:18.01.04./掲載日:18.06.06.】
 発車を待つ上り列車。12分間隔運転時間帯の是政での折り返し時間はたった3分ほどで、慌ただしい。

 ◆写真の列車情報◆ (編成番号不明) 1121発 158[普通]是政→武蔵境
 

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