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近畿日本鉄道 難波線
阪神電気鉄道 阪神なんば線
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大阪難波 Ōsaka-Namba
 ●2017年10月 訪問時
【購入日:17.10.14./掲載日:18.02.26.】
 近鉄の券売機から購入。ローマ字の駅名表記や発券時間なども印字された、訪問時ではスタンダードな表記の種類を揃えてる。
 
 
【購入日:17.10.14./掲載日:18.02.26.】
 阪神の券売機から購入。…うーん、近鉄のきっぷと見比べると印字の種類が少なく、あっさりしている感は否めない。
 
 

【入手日:17.10.14./掲載日:18.02.26.】
 当駅は近鉄の管理駅というが影響しているようで、ポケット時刻表は阪神仕様のものは無く、近鉄仕様のものに近鉄難波線と阪神なんば線の時刻表が併載されている。近鉄で製作されているとはいえ、タイトルが"近鉄発車時刻表"となっているのはわざとなのだろうか? まあ確かに近鉄の運行管理は隣の阪神なんば線桜川駅まで及んではいるのだが、一般利用者はそんなことは気にしていないだろう。
 阪神の駅時刻表は一般的な列車発車順での表記だが、近鉄は独特の種別・行先別の表割の表記となっている。近鉄式は凡例表示が簡素化できる上に、系統的な列車発車は見やすく工夫された時刻表であるが、純粋な列車発車順が追いにくいのが難点だ。あと阪神側の時刻表で行き先を尼崎と神戸三宮で仕切るように造れば、凡例に行先を表示せずとも作表できるのにとも思ってしまう。
 凡例(上段画像の左端のページ)に、四角の薄緑に塗られた時刻は"当駅仕立"と書かれている。"当駅仕立"は"当駅始発"と同じ意味かと思ったらそうではなく、近鉄では両者が明確に使い分けられているそうだ。"当駅仕立"は折り返し、または車庫や引き込み線から出てきた乗客を一から乗せ始める列車のことを指すそうだ。一方"当駅始発"は、途中で列車番号や列車種別が変わる列車について、その変更が行われる駅から発車する列車のことを指すそうだ(列車番号が変わっても乗客の全入れ替えが発生しない)。一般的な鉄道会社に置き換えると、"当駅仕立"が"当駅始発"になり、"当駅始発"は単に種別が変わりますと案内される列車、または種別も変わらず列車番号が変わるだけだと特に案内も無い列車ということになる。すると近鉄の流儀から行くと、近鉄・阪神直通列車は全て当駅で列車番号が変更になるので、これらが"当駅始発"列車ということになる。
 ちなみに平日の746発[普通]東生駒ゆきは阪神線内では[快速急行]で運転されている、当駅で唯一種別変更を伴う"当駅始発"列車である(訪問時)。
 それぞれの画像をクリックすると、拡大表示します。

 
【撮影日:17.10.14./掲載日:18.02.26.】
 駅名標は当然ながら近鉄仕様。阪神の駅ナンバリングは小さく表示されている。
 他の鉄道会社でも他社や乗入先の表示を小さくしているところがある。しかし駅ナンバリングとは海外旅行者などに駅を間違えないように利用してもらうことを目的としているはずで、海外の方々が鉄道会社の細かなところまで見て利用している訳ではないと思う。乗入先の表示を小さい字で案内している他社の鉄道会社も同じことだが、海外の方だけでなく、利用者からすれば鉄道会社を分け隔て無く利用しているのだから、改善を望みたいところだ。
 
【撮影日:17.10.14./掲載日:18.02.26.】
 御堂筋と千日前通との交差点の角に立つ近鉄難波ビル。上部には「大阪難波←→名古屋 近鉄特急」の宣伝が入り、入口上部に「大阪難波駅」の駅名標示がされ、その下に「近鉄線 奈良 京都 名古屋 伊勢志摩 方面」「阪神線 尼崎 甲子園 三宮 方面」の文字が入る。
 考えてみれば、郊外鉄道の直結を目的とした路線を多く持つ東京メトロを除けば、近鉄と阪神は"大手私鉄"の会社どうしが直接相互乗り入れしている唯一の例であることに気がついた。
 
【撮影日:17.10.14./掲載日:18.02.26.】
 上の写真の出入口から矢印の案内に従って進み、地下に下りるエスカレータから撮影した駅名の看板。駅名を中心に左右に鉄道会社の名前が入る。
 隣の「マグロ…」の看板が気になるが、これは世界初のクロマグロの完全養殖に成功した近畿大学の広告。ただこの説明文章読んでいると途中に"ちょっと立ち止まって聞いてください"との文言が入っている。でも…エスカレータでは立ち止まっても自動的に動かされるし、階段で立ち止まるのも危険。マグロも泳ぎを止めると死んでしまいますし…(笑)。
 
【撮影日:17.10.14./掲載日:18.02.26.】
 券売機のコーナーは、近鉄区間と阪神区間で明確に分けられている。上部がオレンジ部分が阪神方面の券売機で、上部が青と白の部分が近鉄方面になる。白の部分には一見近鉄特急の運転路線図のようなものが見えるが、ここには英語、中国語、ハングル語、台湾語(?)で書かれた案内板で、その下にある券売機は普通乗車券等用で特急券券売機というわけではない。特急券券売機は写真左側の2台になる。
 
【撮影日:17.10.14./掲載日:18.02.26.】
 反対側に停車中の「灘五郷」ラッピングの阪神1000系も気になるが…。
 写真の車輛は近鉄のフラグシップトレインたる名阪甲特急に投入されている21000系。登場したのが1988(昭63)年なので、訪問時で29年目を迎えたことになる。さすがに30年近くそのまま使用されているわけではなく、2003年からはリニュアールの手が入っている。その際に「アーバンライナー」の愛称に"プラス"の言葉が付け加えられた。ただ2020年頃には名阪甲特急へ新系式を投入する予定されており、21000系は名阪乙特急に回されるという話である。まだしばらくは活躍は続くようだが、フラグシップとしての役目からは間もなく身を退くということになるようだ。

 ◆写真の列車情報◆ (編成番号不明) 1030発 110[特急]大阪難波→近鉄名古屋
 
【撮影日:17.10.14./掲載日:18.02.26.】
 駅に到着する近鉄車の[区間準急]。車輛番号は右のヘッドライト脇と、側面中央下に入っているが、写真からは判読不能だ。ただ正面右下に青と黄色の蝶のようなデザインの阪神乗り入れ対応を示すステッカーが貼られており、一方で同じ場所にL/Cマークが無く、6輛編成の[区間準急]の運用に入っているいるので、1020(1026)系と推定する。
 この運転台のデザインのを持つ系式はたくさんあり、1435mm軌用の系式を大きな分け方をしても、1020/1220/1230系、1200/1400/2050系、1420/1422/1430/1620系、5800系、8810/9000/9200系と、訳がわからないくらいある。そのうち阪神乗り入れ対応になっているのは6輛編成の5800系と1020(1026)系、2輛編成の1230(1252)系の一部である。

 ◆写真の列車情報◆ (1026系:編成番号不明) 1014発 990~7051[区間準急]尼崎→大和西大寺
 
【撮影日:17.10.14./掲載日:18.02.26.】
 近鉄線から阪神線に戻ってきた阪神1000系の[快速急行]。阪神線内では明るい青地で表示される[快速急行]の種別表示だが、近鉄線内では写真のように赤地で表示される。それゆえ種別色の表示は当駅で切り替えられる。種別表示の色は各社で決まっている事から、乗り入れ先で列車の誤乗車を防ぐために行われる操作である。ちなみに他に直通する種別では、両社とも[準急][区間準急]は緑、[普通]は濃い青なので、当駅での種別色表示の変更はない。
 それにしても線路の間に立つ2番線列車への乗車目標の位置の数が尋常ではない(笑)。近鉄と阪神での車体長や扉の数の違いが影響していることは間違いない。

 ◆写真の列車情報◆ (6輛)+1502F 1014発 3932~1021[快速急行]奈良→神戸三宮
 
 

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