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阪神電気鉄道 武庫川線
Hanshin / Mukogawa Line

駅リンク先
武庫川 東鳴尾 洲先 武庫川団地前

 ●2017年10月 訪問時
【撮影日:17.10.13./掲載日:17.12.13.】
 武庫川駅に到着する7861・7961形(7966F)の編成。
 訪問日現在の武庫川線は全線単線。営業上の路線長は1.7kmと短いが途中駅が2駅あり、そのうち東鳴尾には交換設備があり、最短10分間隔での運転が実施されている。路線の敷地は複線分確保されているそうだが、路線長や需要を考えると複線化される可能性はあまりなさそうだ。運用される車輛は7861・7961形または7890・7990形の2輛編成の昭和の赤胴車が専属で運転に当たっている。ちなみに試運転ながら2輛編成の1000系が当線に入線したことがあるという。ただ現在の1000系にはワンマン運転の設備が無いことから、当面7861・7961形&7890・7990形の活躍が続きそうだ。
 武庫川線は1943(昭18)年に軍需工場関連の輸送のために武庫川~洲先(初代、現・武庫川団地前 付近)間が開業、翌年には武庫大橋~武庫川 間の営業が開始し、国鉄西ノ宮駅から貨物列車の運転も始まった。そのため当線は三線軌条となっていた。しかし終戦の翌年に営業が休止となってしまう。1948(昭23)年に武庫川~洲先間で営業を再開するが、洲先駅は米軍によって接収された土地の中にあったために、現在位置に仮駅という形で設置したようだ。ただ土地返還後も駅は旧駅位置に戻ること無く、1966(昭41)年に洲先駅の営業キロを旧駅位置から仮駅位置に変更し、このとき仮駅だったのが正式な駅となったのかもしれない。一方、国鉄の貨物営業は1958(昭33)年に休止となり、遅れて1970(昭45)年に正式廃止となった。1984(昭59)年に洲先~武庫川団地前 間が開業し、現在の姿となった。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:17.12.13.】
 武庫川線での方向幕。路線の両端の駅には「武庫川」の文字が入るので、武庫川団地前については"団地前"の文字を目立たせるように"武庫川"の文字を小さくしている。他でも見られる両矢印に駅名では表示させる文字数が多くなってしまうというデメリットはあるものの、単に路線名だけ表示させる方法よりは親切であるように思う。
 ただこのあたりの悩みはLED表示搭載の車輛に変更されると解消されていくことにはなるのだが、現段階では書き文字の方が表示としては明瞭だ。
 
 

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