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阪神電気鉄道 武庫川線
洲先 【次の掲載駅】  ||  
武庫川団地前 Mukogawa-Danchi-Mae
 ●2017年10月 訪問時
【購入日:17.10.13./掲載日:18.02.18.】
 当駅にも一応ポケット時刻表は存在するのだが(駅に置いてあったかどうかは不明)、「武庫川駅」のポケット時刻表に印刷されている。未確認ではあるが、武庫川線の中間駅である東鳴尾と洲先のポケット時刻表は駅が無人駅ということもあって存在しないと思われる。まあ武庫川団地前を含めてほとんどの武庫川線利用者が武庫川以遠の利用者だと思われるので、それで不都合はないのだろう。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.18.】
 今回の阪神電鉄全駅訪問の中で、当駅は滞在時間が最小の3分だった。列車の折り返しに合わせた唯一の訪問駅だったので、致し方ない部分である。駅ナンバリングについては武庫川団地前に「SF51」が付されており、洲先、東鳴尾と上り方向に進むと番号が増えるようになっている。阪神の他の路線では下り方向に進むと番号が増えていくように付されているのだが、なんでなのだろう。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.18.】
 1984(昭59)年4月に、駅名ともなった武庫川団地の開発に伴って開業したという同駅。
 しかし歴史的には、第2次大戦中に軍需工場の貨物輸送と工員輸送のために1943(昭18)年11月の武庫川線開業と同時に開設された洲先駅(初代)に始まる。戦後、武庫川線は一旦営業を休止するが、1948(昭23)年に武庫川-洲先 間で営業が再開される。ただこの際に洲先駅は営業キロの変更が無いまま、600m武庫川寄りの現在地に移転している。1958(昭33)年に開業翌年から行われたきた西ノ宮からの国鉄貨物の乗り入れが廃止、これによって武庫川線の国鉄管理が終了する(正式な廃止は1970(昭45)年)。その後の駅跡には阪神電鉄の関係会社であった武庫川車輛工業の工場が造られた。駅が無い頃のの当地周辺では次第に工場や住宅が増加する。ただ工場が増えたのはひと時のようで、武庫川車輛工業も移転し、武庫川団地前駅が開業する頃には周辺はほぼ住宅地となっていたようだ。
 駅舎の屋根上には阪神電鉄の駅らしく、漢字1文字ずつが正方形の電照パネルにはめられている駅名標示となっている。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.18.】
 当駅は2面2線の構造だが、西側(写真左側)のホームは利用されていない。架線は張られているものの、話によると武庫川駅の武庫川線ホームの非使用線同様に信号機関連の設備が備わっていないために営業用には供せないとのこと。やっぱりなんだかちょっと勿体ない。

 ◆写真の列車情報◆ 7966F 1045発 104[普通]武庫川団地前→武庫川
 
 

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