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阪神電気鉄道 武庫川線
東鳴尾 【次の掲載駅】 武庫川団地前
洲 先 Suzaki
 ●2017年10月 訪問時
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.23.】
 洲先の名前の由来はよく判らない。訪問時現在の西宮市の住所表記に現れていないが、過去に住所として存在したかどうかはよく判らない。私の想像だが、鳴尾地域はもともと武庫川とその分流の枝川・申川によってできた三角州(三角洲)の地域である。そこから想像される由来は2つあり、ひとつは当地付近が武庫川の河口で三角州の先端であったという意味、もうひとつは三角州の先に造った埋め立て地という意味、のどちらかではないだろうか。ちなみに、初代の洲先駅(現・武庫川団地前駅付近)が開業した頃にはすでに沖に向かって埋め立て地(訪問日現在の住所でいうと西宮市高須町のエリア)が広がっており、三角州の先端というような状況では無かったようだ。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.23.】
 当駅は無人駅で駅舎も無い。写真はホーム南側に繋がる入口の様子。ここには駅と公道を分ける境として5本のポールが立てられている。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.23.】
 写真には2つの階段が写っているが、右側がホームの北端と繋がる出入口で、左側は踏切を渡って線路の反対側にある武庫川の川沿いの道と繋がっている。こちらもホームと公道が直接繋がっている。写真に右に民家の門が見える。超駅近の物件である。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.23.】
 当駅は棒線の無人駅。そのためホームには簡易型のカードリーダーが設置されている。阪神で簡易リーダーが設置されているのは当駅と東鳴尾駅のみだ。また当駅は阪神の駅の中で唯一の1面1線の駅でもある。
 洲先駅は1943(昭18)年に開業しているが、当時の駅は訪問日現在の武庫川団地前駅付近にあった。当地に移転してきたのは1948(昭23)年のことだが、ホームの位置が線路の左(武庫川沿い)側にあったことが国土地理院の空撮アーカイブからも判る。そして当駅から武庫川団地前駅までの(事実上の再度の)延伸の際に写真の現状のような住宅地側に切り替わったようだ。住宅地側からホームにアクセスできた方が線路を渡らずに済むという配慮があったのだろうか。その切り替えのタイミングは武庫川団地前駅の開業の前か後かは私には判らない。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.23.】
 ホームに武庫川に向かう電車が到着する。上り列車が到着する数分前からホーム上の乗客の姿が徐々に増えてくる。乗客のほとんどは1.1km先の終点の武庫川まで乗り通すのだが、私だけはこの後、400m先の東鳴尾で降車する(笑)。

 ◆写真の列車情報◆ 7966F 1031発 102[普通]武庫川団地前→武庫川
 
 

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