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阪神電気鉄道 本線
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西 灘 Nishi-Nada
環境依存文字[灘]の旁は新字体"難"が正式
 ●2017年10月 訪問時
【購入日:17.10.13./掲載日:18.03.13.】
 「灘」の字について、旁の"難"に左上部分は草冠[艹]ではなく[廿]を使い(旧字体"難")、その下の字素も上を突き抜けるのが正字である。区の名前もJRの駅も正字を使うのが正式としているが、阪神の西灘駅について旁を新字体"難"を使う略字体を正式としている。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.13.】
 当駅の誕生はちょっと変わっていて、1927(昭2)年7月に、国道2号線上を走る阪神国道電気軌道(のちの阪神国道線)の電停が開設されたのに合わせて、乗換駅として本線側の駅が開設されたという。その阪神国道線もモータリゼーションの波に抗うことができず、1974(昭49)年に西灘の地から消えた(阪神国道線の全廃は1975(昭50)年)。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.13.】
 駅舎は梅田(東)側の高架下にある。様々ある駅名の表示だが、ここ玄関口に使われている駅名の"灘"の漢字は、なぜか略字体ではなく正字体になっている。
 当駅は「西灘」という「灘」の西側にあるという名前であるが、JRの灘駅の方が当駅よりも西側にある。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.13.】
 高架下から見た改札口周りの様子で、広々とした空間が広がっている。天候の蛍光灯は高架の中央に寄せて取り付けられているのが面白い。写真の手前・奥方向が線路が延びている方向になる。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.13.】
 当駅のホームは2面2線の非連動駅(停留所)。しかしホームの幅がとても広い。このホームを見ていて特徴的なのは、待合室の下部や階段部の壁にボーリングのストライクのマークのような柵が巡らされているところだ。このペ-ルブルーの枠の柵はどのような意匠の下で造られたものなのであろうか。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.13.】
 駅を出発した上り[普通]列車。駅の梅田(東)側には国道2号を越えるガードが架かっている。鋼板によるガーター橋に見えるが、軌道にはバラストが敷かれている。

 ◆写真の列車情報◆ 5707F 1438発 1464[普通]高速神戸→梅田
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.03.13.】
 駅を通過した下り[快速急行]。この先、岩屋に向かって坂を下っていく。
 
 ◆写真の列車情報◆ 1205F 1447頃通過 4332~1421[快速急行]奈良→神戸三宮
 
 

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