当地の名前は、1099年には既に"杭瀬島"という地名として存在していたそうだ。当地は神崎川河口の砂洲の一部としてあった場所が、後に戦国時代のころまで港として発展していったという歴史を持っている。
杭瀬駅のホームは道路を跨ぐ高架上にある。駅の出入口は道路左側の歩道側からの一カ所のみとなる。写真左側の角の無い縦長のグレーのファンシーなデザインの建物は2階の改札階と3階の下りホームを繋ぐエレベータ建屋である(エレベータは駅構内にあるので、地上階には繋がっていない)。
ちなみに阪神杭瀬バス停は、双方向とも高架下にある。
改札口に設置されている自動改札機は、柱の位置と窓口の位置関係で、右側の数台がスライドしたような配置となっている。他の駅だと、横に並べることを基本にして段を付けてずらすことが多いように思うので、当駅のケースはちょっと面白い。
ホームは線形に合わせて緩くカーブしており、ホームの幅は広く取られている。それ故なのか、通過する優等種別の列車はそれほどスピードを落とすことなく豪快に駅を突っ切っていく。
かつては[準急]停車駅であったが、廃止後は[普通]のみが停車する駅となった。
ホームに停車中の5000系[普通]列車。非連動駅(停車場)タイプの駅ではあるが、構内が広く造られているせいか、停車している姿はそことなくゆったりとした雰囲気がある。
◆写真の列車情報◆ 5009F 1413発 1360[普通]高速神戸→梅田