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阪神電気鉄道 本線
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春日野道 Kasuganomichi
 ●2017年10月 訪問時
【購入日:17.10.13./掲載日:18.02.03.】
 
 

【入手日:17.10.13./掲載日:18.02.03.】
 
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【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.03.】
 この春日野道という名前には、幕末から明治へと日本の近代化とも密接に関わっている。
 神戸が幕末に開港されると、外国人が訪れるようになり、居留地が設置されることになる。それに伴い1867(慶応3)年頃に小野浜(訪問時現在は神戸市中央区にある東遊園地という公園付近)に外国人が埋葬されるようになり、1869(明2)年に外国人墓地として設置された。しかしその後その場所が手狭になってくると、1899(明32)年に新たな外国人墓地として春日野(籠池通付近にあった春日明神の周辺の地域)に移転された。その後の1903(明36)年に春日野墓地から西国街道(現・国道2号付近)まで南北の道路を作った。これを「春日野道」と呼ぶようになったそうだ。
 しかしその後、春日野墓地が再び手狭となり1954(昭29)年に一旦閉鎖、1960(昭35)年に現在の北区の再度山の北側にある神戸市立外国人墓地に移転している。旧春日野墓地は現在の神戸労災病院付近だそうだ。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.03.】
 写真は、東改札口に繋がる国道2号線の南側の出入口。駅の入口は階段部とエレベーターの昇降場所が別建屋になっており、向いている方向も揃っていないので、何となくごっちゃっとしている感じだ。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.03.】
 東改札の様子。自動改札のラッチは3通路分あるが、柱の位置関係で1通路と2通路に分断されている。
 当駅には西改札口もあるが、東改札口よりも小さく、改札のラッチが四角い空間に対して斜めに配されている。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.03.】
 駅構内の様子。上下線の間にはかつて使用されていたホームが残っている。この旧ホームは元々幅3mで造られていた。ただでさえ狭いホームであったが、後に車輛の大型化に伴い端を削って幅2.6mとなり、阪神の車輛幅の2.8mより狭くなってしまった。そのため安全上問題が考えられ、通過列車は45km/hに制限、通過時は警笛を使用、列車接近時のホームへの案内放送によ注意喚起や電光表示類の整備、改札口付近に待避所的な待合所の設置、ホームの柱の間に安全柵設置、などなど対策が取られた。その効果があったのだろうか、幅狭ホームが使用されていた70年間に人のホームからの転落事故は一度も発生しなかったという。
 新ホームの利用開始は2004(平16)年9月からで当初は5輛編成分の有効長使用の仮の姿であったが、2006(平18)年3月に6輛編成の列車が停車できるようになった。しかしながら新ホーム開設から訪問時現在までの間に、当駅に6輛編成の電車が停車したのは2004年9月から2006年10月までの間運転された下り[準急]1本のみである。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.03.】
 駅を出発する上り[普通]列車。

 ◆写真の列車情報◆ 5511F 1415発 1460[普通]高速神戸→梅田
 
 

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