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阪神電気鉄道 本線
御影 【次の掲載駅】 新在家
石屋川 Ishiyagawa
 ●2017年10月 訪問時
【購入日:17.10.13./掲載日:18.01.26.】
 阪神の駅名で算数。「岩屋」+「川」-「山」=「石屋川」。岩屋と石屋川で文字数が違うから見逃しがちだが、意外に似たような漢字を使う。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.01.26.】
 当駅というと、1995(平7)年の阪神淡路大震災で駅に隣接した高架式の石屋川車庫が崩落してしまうという被害に遭ったことを思い出す。早朝に起きた地震ということもあり始業前の編成が多く滞泊していたこともあって、被災車輛は58輛にものぼった。できるだけ車輛は復旧を試みたものの、それでも24輛が廃車とせざるを得なかった。この震災での全廃車輛数のうち、石屋川車庫被災車輛だけで半数以上を占めている。
 ただ車庫復旧に際しては、車輛検査を尼崎車庫に移管して検査設備を設けない代わりに、車輛収容能力を86輛から94輛へ増加させている。このあたりに転んでもただでは起きない、阪神電鉄のしたたかさを感じる。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.01.26.】
 石屋川駅の高架は、他の阪神駅の中で比べても低く作られている。石屋川駅の西側には車庫があるので、その出入りの都合でわざと低くしているのかとも思った。でも石屋川の車庫は高架構造だし、他の鉄道ではより高い高架から地上の車庫に線路を引き出している駅もあるのだから、私の考えはあまり理由になっていない。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.01.26.】
 [普通]しか停車しない駅なので、改札口の規模もこぢんまりとしている。ただ3通路ある改札口のうちひとつだけは少しだけ斜め方向を向いている。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.01.26.】
 駅構内は、阪神の待避設備のない中間の高架駅しては珍しく島式ホーム1面2線となっている。震災前は対向式ホームだったそうだ。おそらく車庫の入出の関係で、対向式ホームとしておくよりは島式ホームの方が都合が良かったということもあるのだろう。島式ホームの南側には引上線が1本敷かれている。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.01.26.】
 タイル張りの上にトレイが置いてあり、トレイには大きなマシュマロが載っている、そういう感じのベンチ。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.01.26.】
 当駅は阪神でよく見られる川跨ぎ駅のひとつである。その跨いでいる川の名前が駅名となっている。写真はその石屋川で、それほど大きな川ではなく、架かる阪神本線の橋も全長8.57mと短い。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.01.26.】
 ホームの元町(西)側から元町方向を見る。線路は右から上り本線、下り本線、車庫入出用となっている。駅西側には石屋川車庫があり、車庫にに出入りするために使われている複数のポイントがある。しかし分岐の様子は整然と効率的に並んでいるように見受ける。
 この写真を見ていると、直線上の本線にも車庫線側も架線柱とビームに取り囲まれており、現代版千本鳥居といった感じだ。
 
 ◆写真の列車情報◆ 5517F 1523発 1560[普通]高速神戸→梅田
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.01.26.】
 駅を通過する上り[特急]。写真の8000系はヘッドライトがLED化されている。

 ◆写真の列車情報◆ 8231F 1515頃通過 H1410~1410[特急]須磨浦公園→梅田
 
 

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