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阪神電気鉄道 本線
尼崎 【次の掲載駅】 尼崎センタープール前
出屋敷 Deyashiki
 ●2017年10月 訪問時
【購入日:17.10.13./掲載日:18.02.19.】
 このときの阪神巡りでは、当駅付近のホテルに宿泊した。お世話になりました。
 

【入手日:17.10.13./掲載日:18.02.19.】
 
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【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.19.】
 現在は本線の単独駅であるが、1929(昭4)年4月から1962(昭37)年12月までは尼崎海岸線という支線が分岐していた。この路線は阪神急行電鉄(現・阪急)今津線の建設に対抗する形で計画したのが始まりとされる。将来的には甲子園線(現・廃線)、後に武庫川線と連絡することも計画されたが、終戦とともに立ち消えとなり、臨海地区の輸送に終始することになる。もともと全長1.7km、両端の駅を含めても3駅しかない盲腸線であったが、1951(昭26)年に先端の高洲~東浜 間0.7kmが地域の地盤地下による浸水被害のために廃止になってしまう。尼崎海岸線の全廃は1962(昭37)年12月。その廃線跡は当駅付近には残っていない。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.19.】
 当駅の(完全)高架化は1994(平6)年1月ということで、近年盛んに行われている本線の高架化工事の中では早い時期の竣工である。世間的にはバブル経済破綻後にできたという駅ということにはなるが、大柄な構えは時代を反映した造りともいえる。
 北口には大きなロータリーがある。現在では[普通]しか停車しない駅ではあるが、多くの系統のバスが発着しているのはちょっと意外であった。"出屋敷"駅は関西圏で見られる同名・別場所・別鉄道の駅があるパターンではないが、路線バスの行き先には「阪神出屋敷」と表示されている。駅前の停留所でも"駅"の文字が入らない停留所名となっているのも関西流?
 ちなみにこの駅が建つあたりは標高が海面よりも低いゼロメートル地帯にある。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.19.】
 改札口前の様子。時刻表が線路下を貫く自由通路に向けて表示されている。券売機は写真の左側にある。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.19.】
 ホームは天井部が完全に覆われており、頭上が重い雰囲気だ。構内は壁の上部2/3くらいをほぼ途切れることなくガラス窓となっているが暗い雰囲気は払拭しきれていない。というのもこの屋上は駅前の商業ビル「リベル」の駐車場となっているためである。駐車場は商業施設利用だけでなく、駅に直結していることから甲子園球場への野球観戦にも利用されているようだ。
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.19.】
 ホーム自体もカーブしているが、梅田側の線路もカーブしている。下り列車がホームに入る前を狙うと、いい感じの列車写真が撮れる。

 ◆写真の列車情報◆5014F 750頃通過 9077~9077H[直通特急]梅田→姫路
 
【撮影日:17.10.13./掲載日:18.02.19.】
 [普通]列車が到着。ホームは緩く湾曲していることもあって、電車はやや傾いて停車する。かつては[準急]停車駅であったが、本線[準急]廃止後は普通列車のみの停車となっている。ちなみにホームの長さとしては阪神車8輛編成の停車が可能である。

 ◆写真の列車情報◆5013F 751発 765[普通]梅田→高速神戸
 
 

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