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東日本旅客鉄道 東海道本線
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茅ケ崎 Chigasaki
 ■84.12.15. 茅ヶ崎駅橋上駅舎落成記念入場券
【購入日:84.--.--./掲載日:16.12.05.】
 駅の橋上駅舎化を記念して発売された入場券。三枚一組になっており、入場券の合計額面は、大人二枚と小児一枚で計320円。大きさは官製はがきと同じで、記念入場券を台紙ごと絵葉書のようにして使うことができるという変わり種である。葉書の宛名面は画像左側のようになっており、三枚とも全く同じである。下の文章を書く欄との境には「JNRちがさきえき」と入っているのが面白い。葉書的にはこちらが表になるのだろうが、入場券としては左下の部分に裏向きになって印刷されている。
 画像右側については、上の楕円の中に新駅舎のイラストが入っており、下側には駅構内の夜景の写真が入れられている。相模線の単行気動車が時代を感じさせる。また同じ写真の中に車運車のク5000形の姿も見える。下には当地出身のミュージシャンが歌に歌った観光名所、烏帽子岩の写真が入れられている。
 この記念入場券は新駅舎の落成を記念して発売されたわけだが、残念ながら新駅舎の写真は他の入場券を見ても見当たらない。落成日に合わせて発売するために、実写の新駅舎が間に合わなかったということなのだろう。
 右の画像はクリックすると拡大表示します。
 
【購入日:84.--.--./掲載日:16.12.05.】
 画像左の入場券のデザインは、三角形の上部に小ぶりな旧南口駅舎、下部にメインとなる旧北口駅舎の写真が入れられている。バックは歌川広重の「五十三次名所図絵」の浮世絵なのだが、絵の右上にはこの図は「藤沢」と紹介されている。東海道の宿場には茅ヶ崎は無い(最寄りの宿場は藤沢か平塚になる)のでやむを得ないことだったのかと思ったのだが、この浮世絵の正式な名前は「藤沢 南湖の松原左り不二(富士)」といい、この"南湖"という地名は現在も茅ヶ崎市の住所表記として残っている。ということから、藤沢とはいいながらも、この景色は茅ヶ崎から見た富士山ということで間違いなさそうだ。(ちなみに広重の五十三次図絵には複数の版があり、ひとつの宿場に複数の浮世絵が存在する)
 画像左の中心の写真は、時代はよく判らないが、かなり古い時代の茅ケ崎駅と思われる。その写真をタブレットキャリアが囲んでいる。茅ケ崎駅のタブレットの形は第三種の「三角」だったのだろうか。右下にはタブレット閉塞器が印刷されている。
 左・右の画像はクリックすると拡大表示します。
 
 

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