当駅にも駅舎は無く、入口にゲートが立ち、そばに近津駅や里白石駅で見られるタイプと同じ待合室が設置されている。
駅前は広く駐車スペースが取られている。かつてはこの場に赤い屋根の駅舎が建っていた様子が、国土地理院の空撮アーカイブの過去の写真に残されている。
駅出入口付近をホーム側から見る。出入口ゲートの表記は、ここもホーム側から見ると"駅"の文字は無いが、「Station」の文字は残されている。当駅には駅名のサインボードがあるが、特にイラストは入れられていない。ただ縦に赤い色が入れられているのは、かつての駅舎(の屋根の色)へのオマージュか。
待合室の中の様子。里白石駅などでもそうだが、時刻表と運賃表、LED表示器に、他にいくつかの掲示物があり、室内にベンチが設置され…といった感じである。こういう駅はどこもあまり代わり映えするものでは無い。この後年に訪れた中央本線梁川駅みたいな待合室があったらいいのになぁと思う反面、代わり映えする点を造るのもそれはそれで難しいので、ここに多くのものを求めてはいけないかもしれない。
駅を出発した上り列車。この列車は列車番号に8000番台の数字が与えられた臨時列車である。
昼時の水郡線の常陸大子以北は、日中に列車の間隔が4時間ほど空く時間帯がある。そのためその間を埋めるべく臨時列車が設定されている。この臨時列車は、臨時扱いとはなっているが、学校開校日の土曜日や行楽シーズン以外にも運転機会が多く設けられているのが特徴だ。
◆写真の列車情報◆ 水スイ E132-13(ほか1輛) 1221発 8326D[普通]郡山→常陸大子
写真はホーム中央部から水戸方向を見る。構内は単純な棒線ホームの構造。交換駅だった過去も無いので、線路もまっすぐに伸びる。