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東日本旅客鉄道 東北本線・常磐線
槻木亘理  【次の掲載駅】 館腰
岩 沼 Iwanuma
 
【購入日:23.03.11./掲載日:24.01.28.】
 岩沼はその名が表すとおり、当地には岩石が多く点在し、また阿武隈川によって造られた低湿地や沼地が多く存在した。ただそれが地名として歴史的に現れるのは、16世紀半ばに伊達氏配下の泉田氏が元々あった鵜ケ崎城(のちの岩沼城)に本丸を築き、城下の整備を始めたことに因るとされている。
 当地は元々が沼地ということから洪水も発生しやすく、2011(平23)年9月には台風による洪水によって駅が浸水し、当駅付近が丸3日間不通となった。その時の全面復旧には1ヶ月以上かかかったという。
 
【撮影日:23.03.11./掲載日:24.01.28.】
 
【撮影日:23.03.11./掲載日:24.01.28.】
 当駅の東側にある駅舎は1980(昭55)年3月の供用開始されたのこと。確かに昭和後期の駅舎という雰囲気である。対して東口の広場は2012(平24)年の年末に完成したということで、まだ新しい。でも利用者に優しい通路屋根は、駅撮りをする身としては残念な景観だ。
 駅舎は東口のみとなっており、西口は東口を出た後、仙台側にある別の連絡通路を通る必要がある。駅の周辺は基本的に住宅街となっている。商店は東口側にはちらほら見えるという程度で、商店街というものは見当たらない。
 
【撮影日:23.03.11./掲載日:24.01.28.】
 改札のラッチは5通路あり、利用者がそれなりにいることが知れる。改札口の上の列車案内と時刻表は、左から常磐線、東北本線上り、東北本線下りと並ぶ。日中の列車は東北本線の2本と常磐線1本が合わさって、ほぼ20分間隔の運転となっている。
【撮影日:23.03.11./掲載日:24.01.28.】
 掲載日昨今はJR東日本エリアのみどりの窓口の閉鎖が急速に進められているが、当駅のみどりの窓口ははとりあえず現存していた。近年の駅の利用者数は六、七千人台で推移しているとはいえ、[特急]が1日1往復のみの停車しかなく、すでにマルチな券売機が設置されていることを考えると、当駅での営業が終了してしまう可能性も低くはなさそうだが。
【撮影日:23.03.11./掲載日:24.01.28.】
 当駅は常磐線の分岐や貨物の発送もあるため構内は広い。ホームとしては3面5線で、1・2番線ホームの間にホームなしの中線と、5番線の外側にも複数の側線がある。駅の南(東京)側には貨物の発着があり、そこからは日本製紙への専用線が分岐する。
 写真は1番線ホームの青森側から東京方向へ構内を見たところ。
 
【撮影日:23.03.11./掲載日:24.01.28.】
 3番線に入線してきた白石ゆき。日中は上下併せて1時間に6本の列車が発着し、たまの合間にコンテナ貨物が通過していく。本数はある程度あるとはいっても構内が広い分、行き交う列車を見ているにはやや寂しいかも。

 ◆写真の列車情報◆ 701系1000番台 仙セン F4-30(写真先頭はクハ700-1030) 1241発 440M [普通]仙台→白石
 

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