東日本旅客鉄道 水郡線 | |
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東 館 | Higashidate |
【撮影日:14.06.21./掲載日:18.09.05.】 駅には券売機は無く、写真のきっぷはPOSから発行されたもの。このきっぷは使用してしまい、現在手元に残っていない。 |
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【入手日:14.06.21./掲載日:18.09.05.】 車内でドローした整理券。印字は最低限のものだけで、シンプルだ。 |
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【撮影日:14.06.21./掲載日:18.09.05.】 左から、仮名書きの柱用の駅名標、普通の駅名標、名所案内の3点セット。 国鉄時代は、柱用の駅名標は琺瑯製で、普通の駅名標も写真の名所案内と同様な造りであった。前2者は姿、形を変えて今も残るが、名所案内は多くの駅で姿を消してしまった。名所案内は、かつては大都会の駅でも人煙稀な無人駅でも見られたもので、こうして残るのは貴重だ。ただ水郡線には名所案内が残されている駅が比較的多い。 |
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【撮影日:14.06.21./掲載日:18.09.05.】 昭和初期かその前後に造られた木造平屋の有人駅の駅舎、というとちょうどこのようなイメージではないだろうか。駅舎の前にはあまり余計なものはなく、駅前広場も特に何も無いので、端正で存在感のある駅舎の写真を収めることができる。 |
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【撮影日:14.06.21./掲載日:18.09.05.】 駅入口上部に掲げられている駅名の看板。"館"の文字は異体字である"舘"とはまた別の異体字"舎官"(JISに採録がないので、倍角文字のように表記します)の字が使用されている。もちろん正式な駅名に使用されている漢字は食偏の"館"だ。 しかし住居表示は普通?の異体字である"舘"を使用して「大字東舘」となっている。地名の「東舘」については、元々当地が「東舘村」という自治体だったという名残りである。東舘村は1889(明22)年の町村制施行のときに村の合併により「豊里村」と新たな名前になり、自治体名としては早々に消えてしまう。1955(昭30)年には隣村からの一部地域編入合併で「矢祭村」が発足、さらに2年後にも隣村からの編入が行われた。町制施行は1963(昭38)年。矢祭町は平成の時代に、町村合併を行わない自治体宣言や、住民基本台帳ネットワークの非接続宣言(その後接続)など話題になった。 鉄道の歴史では、1930(昭5)年に東館駅が開業するが、この時には豊里村の中心の最寄り駅でありながらも豊里駅とはならなかった。開業当時にあった類似駅名としては、近江鉄道の豊郷駅、奥羽本線の羽前豊里駅があったが、単に豊里駅(または磐城豊里駅)を名乗っても特に問題は無かったように見える。なお掲載日現在を以てしても歴史的に"豊里駅"が存在したことが無いようだ。また駅名に地名と同じ"舘"を使わなかったのは、国鉄駅では異体字を避けて命名することが多く行われていた影響であろう。 となると、写真の"舎官"の字はどこから来たのだろうか? JIS漢字に採録がないので地名の方が仕方なく"舘"の字を使っただけという可能性が無いわけではないが、個人的には"舍"が"舎"の旧字であることから、"舎官"の字が昔からあった可能性は低いか、または略字として使用されていたと考えられ、どこかで歴史的に混用が起きた異体字と考えられる。 |
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【撮影日:14.06.21./掲載日:18.09.05.】 駅舎内の様子。待合所から窓口を見る。窓口の左側は壁になって掲示板が設置されているが、低めの所に出っ張りが見られることから、おそらく昔は手荷物取扱の窓口とかがあったのだろうと想像される。ホームとを繋ぐ出入口は扉だけとなっており、ラッチの姿はない。この年に訪れた福島県内の水郡線の駅でラッチが残されている駅舎は存在しなかった。 |
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【撮影日:14.06.21./掲載日:18.09.05.】 ホーム側から見た駅舎。駅舎には、駅開業時の翌年になる1930(昭5)年の建物財産表が貼られている。 こういう古い駅舎に出会うのも、駅舎巡りをする楽しみのひとつである。 |
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【撮影日:14.06.21./掲載日:18.09.05.】 跨線橋の上から水戸方向(南側)を見る。磐城棚倉から久慈川が形成した平地を南下してきた水郡線だが、その平地も当駅付近が南端になる。この先、水郡線は久慈川の渓谷沿いを下っていくことになる。 構内は上下の列車が交換できるようになっているほか、駅舎とは反対側の西側に保線用の長い留置線があり、末端には屋根が設けられている。 |
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【撮影日:14.06.21./掲載日:18.09.05.】 上の写真から180度方向を変えて、跨線橋の上から安積永盛方向(北側)を見る。この先水郡線は、川東付近までは高原のような風景の中を進んでいく。 |
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【撮影日:14.06.21./掲載日:18.09.05.】 駅を出発した上り列車。 ◆写真の列車情報◆ 水スイ E132-11(ほか1輛) 843発 322D[普通]郡山→常陸大子 |
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