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IGRいわて銀河鉄道 いわて銀河鉄道線
奥中山高原 【次の掲載駅】 小鳥谷  
小 繫 Kotsunagi
 環境依存文字[繫]の左上部は"車"+"凵"が正式  
 ●2016年03月 訪問時
【購入日:16.03.20./掲載日:16.06.15.】
 番号:1105
 小繫駅は無人駅であるので、この入場券は駅前の、国道の向かいにある「里やま市場」で発売されている。

【追記日:19.07.30.】

 2017(平29)年4月に「里やま市場」でのきっぷの委託販売が中止された。
 
 
【入手日:16.03.20./掲載日:16.06.15.】
 車内で発見される乗車証明。文字のドット数が少ないので、線の密度が高い「繫」という文字が崩れてしまっている。
 
【入手日:16.03.20./掲載日:16.06.15.】
 入場券同様に、このスタンプは「里やま市場」に置かれている。
 スタンプのデザインは高森高原。高原の牧場という感じが出ている。スタンプでは馬の絵となっているが、牛の牧場もあるようだ。その他にキャンプ場や、近隣には風力発電所もあるそうだ。
 このスタンプだが、一つ重大なエラーがある。実はこのスタンプの「繫」という文字は間違っているのである。
 元来「繫」の字の左上部分は、駅名では"車"+"凵"を正式にしている(一般には旧字体と言われているが、実際はこの字が正字体)。また一般的に使用されている字体は単に"車"だけになっている(一般には標準の字体として認識されているようだが、実際は略字体)。JISの漢字では第1水準の文字として採録されているものの、歴史的な関係から環境依存文字となっており、文字フォントによっても前者になるか後者になるか定まっていない。
 しかしこのスタンプの「繫」であるが、前者が母体となっているものの、よくよく見ると'車'の字の下の横一画が削られており、どちらの字体でもないのである(つまり、("車"-"[下の]一")+"凵")。
 JISに採録されている漢字なのに、どうしてこのような文字になってしまったのかとても不思議なスタンプである。でもこれはこれでずーっと使われ続けて、すり切れるまでスタンプの一生を全うして欲しいものである。
 
 
【撮影日:16.03.20./掲載日:16.06.15.】
 ここも頭に星三つ。
 
【撮影日:16.03.20./掲載日:16.06.15.】
 駅舎は直方体に屋根がついた、至ってシンプルなスタイル。ただ他のIGR駅で見られる様な白い壁ではなく、若干色が混ざったペールカラーだ。屋根の方は青かったかどうかは確認できなかった。ただ通路の屋根は緑色であった。玄関の上部にIGRタイプの駅名を掲げているが、それとは別に木製の掲示板の様な看板に白い文字で「小繫駅」と書かれた味のある看板が建てられていた。それを照らす照明の立ち姿が不釣り合いで、ちょっとお茶目に見えてしまった。
 
【撮影日:16.03.20./掲載日:16.06.15.】
 駅舎内の様子。無人駅であるため、カーテンで閉められた窓口が寂しく見える。でも室内は暖房が効き、座布団が置かれた木製のベンチが置かれ、窓際のテーブルには駅ノートが置かれ、気温と雰囲気ともに暖かさを感じる。窓口左側に貼られた「待合室」の掲示は、当駅でも撮影したというデジタルコンテンツの映画の撮影を記念したもののようだ。
 この写真を撮った後、入場券とスタンプを入手しに駅前の国道を渡った場所にある「里やま市場」に向かった。そこで私は味噌味の串餅を購入し、昼飯とした。
 
【撮影日:16.03.20./掲載日:16.06.15.】
 駅舎と跨線橋を繋ぐ通路に切符の回収ボックスがある。ボックスの右上部には緑のJRマークが見えるが、粘着テープで貼って隠していたものが剥がれてしまったようだ。そのJRマークで推測がつくように、ボックスはJR化後に設置されたもののようで、状態は良い。
 
【撮影日:16.03.20./掲載日:16.06.15.】
 下りホームに佇む587kmのキロポスト。この距離は東京からの道のりを表しているが、盛岡で別会社として切り離された今、この数字の意味合いは微妙だ。
 駅の造りは2面3線となっているが、上り線用の島式ホーム側が駅舎に近い側となっている。中線は架線が撤去されており、長く使われていないようだ。
 
【撮影日:16.03.20./掲載日:16.06.15.】
 小繫駅を出発した4528M[普通]盛岡ゆき。小繫駅の一日の利用者は数十人程度だとか。無人駅になってしまうのも無理はないことか。

 ◆写真の列車情報◆ IGR7000系 [2輛編成:編成番号不明] 1336発 4528M 八戸→盛岡
 
 

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