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四国旅客鉄道 予讃線
向井原 【次の掲載駅】 伊予立川
伊予中山 Iyo-Nakayama
  
【撮影日:02.10.05./掲載日:15.09.03.】
 訪問時の駅名標の住所表記は「伊予郡中山町」となっている。しかし中山町は2005(平17)年に町村合併が実施され、現在は伊予市の一部を構成している。ちなみにこの地域は「中山栗」という栗の産地で、その味わいは丹波栗にも劣らないという。
 ちなみにこの撮影のときは上り4654Dでの訪問であったが、この撮影の約3時間前にも上り644Dで当地を通過している。
 
【撮影日:02.10.05./掲載日:15.09.03.】
 駅舎は簡素な平屋の造りだ。駅の開業は国鉄民営化の約1年前である。緑深い谷間にあるトンネルに挟まれた駅の風景を見ていると、その当時の国鉄らしいローカル線の駅という雰囲気である。
 この写真だが、私が駅舎に向けてカメラを構えると、駅舎の前で客待ちをしていたタクシーが写真左方向へとバックを始めた。私は駅写真など撮るときは、ありのままで撮ることもその時の風景と思って撮っているので(でも心の中で、ちょっと邪魔だけどしょーがないかぁ、とは思っている)、タクシーが駅舎とかぶっていても別に構わないのだが、タクシーの運転手さんは気にしていただいたようだ。私が写真を撮って会釈すると、タクシーはもといた駅舎前に再度移動してきた。
 そういうこともあって、この手の写真はHP掲載時にトリミングをしてしまうケースではあるが、この写真に関しては運転士さんに敬意を表してタクシーをトリミングせずに掲載しました。ただ元の写真自体、タクシーが切れてしまっていますが…(笑)。
 
【撮影日:02.10.05./掲載日:15.09.03.】
 伊予郡中山町(当時)の玄関駅であるということで[特急]も停車する。しかし特急の利用が振るわず、停車は一部にとどまっている。駅が町外れにあるということも影響しているようだ。
 写真はキハ32形の上り[普通]4654Dを待避させ、上り[特急]1068D・宇和海18号(16:47発)が出発したところ。宇和海18号は数少ない伊予中山停車[特急]列車。また写真でも判るように、宇和海18号はアンパンマン列車運用指定列車である。
 実は[普通]は駅舎側の待避構造の1番線に発着し、宇和海は1線スルー構造の2番線に発着している。こういうケースは[特急]を1番線、[普通]を2番線に停車させて特急の乗降を楽にさせると思いきや、そうではないらしい。1線スルー構造の駅でも、他列車の待避なしで[特急]が停車する場合は待避側の1番線に入線させるのが普通なのに、[普通]の待避列車があるとこうなるのはちょっと意外な対応だ。もしかしてこれはちょっとでも[特急]の所要時間を削るための策なのだろうか。
 
 

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