ホームから西に夕日を見る。この時間帯に一人、人気の無いホームに立っていると、早く宿にたどり着きたいという気持ちが強くなってくる。
駅舎…は、郵便局と食堂の合造になっている。とはいっても駅舎は建物全体からいえば、自動販売機の後ろ側の一角だけにすぎず、待合室が隅っこを間借りしているだけの存在であった。たまたま当HPにアップした前月に発売された「鉄道ジャーナル」2015年7月号に当駅の写真が掲載されていたが、当時から大きな変化は無いようだ。
日高幌別の駅から苫小牧方向へしばらく西へ向かって歩いて行った場所の、砂利浜の海岸線の線路脇で、2231Dを迎える。今こうして写真で見ても、日本国内では他で見ることのできない奇異なロケーションである。
写真を見ていると、まるで線路の上に雲がかかっているようにも見えて、雲の架線の下を走る電車のようなシチュエーションにも見える。この写真の余白の多さから、この旅行から帰ってきてからしばらく、PCの壁紙に使用していたこともあった。
◆写真の列車情報◆ 札トマ キハ40 356(前)+358(後) 1547発 2231D[普通]静内→様似
夕日の光を正面に受けて2238D[普通]苫小牧ゆきが到着した。列車は上の写真の列車の折り返しである。この列車で浦河に予約した宿へ向かう。
◆写真の列車情報◆ 札トマ キハ40 358(前)+356(後) 11640発 2238D[普通]様似→苫小牧