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豊橋鉄道 東田本線 
東田 【次の掲載駅】 井原  
競輪場前  Keirinjō-Mae
  13.10.06.訪問時
【撮影日:13.10.06./掲載日:15.03.07.】
 競輪場前の駅名標は、1面1線ということもあって、両矢印による標記になっている。
 電停の名前の由来となっている豊橋競輪場だが、電停から700mくらい北側にある。しかしながら競輪場へは、競輪開催日には豊橋駅との間で無料バスが走るそうだ。となると、豊鉄で競輪場へ行く人は相当限られていると思われる。
 
【撮影日:13.10.06./掲載日:15.03.07.】
 
競輪場前の電停は1面1線と、東田本線の途中にある電停としては異例のタイプである。他の途中の電停では全て進行方向の左側からの乗降であるが、競輪場前の下り(赤岩口・運動公園前方面)側だけは右側での乗降になる。
 しかしかつての競輪場前電停は、複線ではあったが、安全地帯を持たない、同日撮影の東田電停のような車道上で直接乗降するタイプであった。ということは、現在のような電停を設置するために、電停を単線化して用地を捻出したということになる。この単線化のおかげで、ダイヤ上の組み方にやや制限ができたとも聞く。ちなみにかつて電停に安全地帯がなかった時代、道路を横断して掛けられたワイヤーに、電停の名前が書かれたプレートが下げられていた。
 電停手前に見えるカーブした線路は、電停前にある営業所の横にある引き込み線への分岐線。
 
【撮影日:13.10.06./掲載日:15.03.07.】
 電停に到着するモ786。モ786は日の丸薬局のラッピングが施されている。漢方薬を得意としているということで、広告のキャラクターにはパンダが起用されている。しかしこのパンダ、かわいさという点では微妙~な感じである。
【撮影日:13.10.06./掲載日:15.03.07.】
 競輪場前にある引き込み線で憩うモ3501(左)とモ785(右)。私が訪問したときは赤系のラッピング車輛ばかりが運用に就いていたので、やっと異なる色の車輛を見て何となく安心してしまった。モ3501はサーラコーポレーション、モ785は東和マンションセンターによるラッピングとなっていた。

 実はこの場所、私は初めて来た場所だったのだが、憶えのある景色でもあった。小学校の頃購入したコロタン文庫の「私鉄全(オール)百科」の豊橋鉄道を掲載したページに、クリーム時に赤帯の豊鉄色を纏った旧型の2輛の路面電車が、まさにこの場所に停車していた写真が掲載されており(但し写真は白黒)、その様子は今でもはっきり覚えていたからだった。何でそんな写真をよく覚えているのか判らないが、今まで出会えなかったものに出会えたようでとても嬉しかった。
 
【撮影日:13.10.06./掲載日:15.03.07.】
 引き込み線のそばにある市内線営業所。しかしかなり以前は、写真の引き込み線の手前側に営業所があったようだ。
【撮影日:13.10.06./掲載日:15.03.07.】
 東田~競輪場前 間を走る下りの電車の中から、競輪場前方面を見る。競輪場前の手前で東田本線の線路は単線になるため、行く先に上り列車が在線すると、下り電車に対して信号(写真左中央)は当然赤を現示して、下り電車は停止することになる。そして上り電車が行き違うまで静かに待つことになる。線路は下り線側は直進だが、上り線は分岐側になるため、写真のように上り電車は身をくねらせるようにポイントを通過してゆく。
 

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