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富山地方鉄道 本線(鉄道線)
若栗 【次の掲載駅】 浦山
栃 屋 Tochiya
 ●2018年10月 訪問時
【入手日:18.10.07./掲載日:20.01.25.】
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.01.25.】
 当駅の住所は"黒部市宇奈月町栃屋"というところから、かつては(下新川郡)宇奈月町であったことが判る。電鉄富山から富山地鉄に乗ってくると、当駅が旧・宇奈月町の最初の駅であった。宇奈月町は2006(平18)年4月に黒部市に合併されている。
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.01.25.】
 当駅には駅舎が無い。ホーム上の緑色の待合室建屋が印象的だ。これは北陸新幹線の工事を機に無人駅のイメージアップを図るために行われた黒部市の施策の一環で、当駅の場合は周囲を田圃に囲まれていることから2011(平23)年に"カエル色"に塗り替えることになったという。
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.01.25.】
 待合室の中の様子。中は柱の一部が"カエル色"に塗られているが、ほぼ昔ののままと思われる。それにしても中には扇風機が設置されていたり、手が入っている植木鉢が置かれていたり、水槽までもが置かれており、いろいろなものが置かれている。
 また、中に「サンプラザ」というショッピングセンターの看板広告が掲げられていたのだが、そこには「国鉄(!!!)魚津駅南西徒歩3km」と書かれており、かなり古いもののようだ。「サンプラザ」は1975(昭50)年に開設された施設のようで、掲載日現在も盛業中である。ただ施設の位置は南西ではなく、どう見ても真南に位置している。
 待合室の柱のひとつになぜかラジオのスイッチがあり、「この釦を一度押すと約□□間ラジオが聞けます」とテプラで貼られていた。□の部分には時間が書かれていたと思われるが、意図的に消されていた。ただ私あこのボタンを押してみなかったので、スイッチが活きていてラジオが聴けるのかどうかは判らない。
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.01.25.】
 ホームになぜかコンクリートのU字溝が"品"の字形に積み上げられ、そのひとつに「とちや」と白い文字が記されている。何かシチュエーションとして、2009(平21)年秋に訪問したJR日高本線の節婦駅にあった、「せっぷ石」(←註:個人的に命名)のことを思い出す。とはいえ、これに特に命名しようとは思わなかった。というのも、これは石じゃないし、"とちやU字溝"と名前を付けたとしても、「せっぷ石」のようなしっくりした感覚が得られなかったからである。でも…これは何のために置かれてるんでしょうかねぇ…。
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.01.25.】
 ホームの宇奈月温泉側の線路脇に43kmのキロポストが立つ。ちなみに当駅のキロ程は電鉄富山起点で42.8kmとなっているので、駅中心がこれより手前にあることと、電鉄富山駅の移設の影響を考慮して見なければならない。
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.01.25.】
 写真は2016(平28)年に運転を開始した[エリア特急 くろべ]。北陸新幹線の金沢開業と、その半月前に新黒部駅を開業したのは2015(平27)年のことであったので、[エリア特急 くろべ]はそれらよりほぼ1年遅れて登場したことになる。運転区間は電鉄黒部-宇奈月温泉 間で、途中停車駅は新黒部のみとなっているが、実質、電鉄黒部-新黒部 間は列車の折り返しの都合の回送運転のようなもので、99%は新幹線駅と宇奈月温泉との間の乗客輸送をピンポイントで狙った列車といっても良さそうだ。[エリア特急]と名乗っているのも、そういったことに由来しているのであろう。
 
 ◆写真の列車情報◆ 14760形 #5 モハ14770(+モハ14769) 1130頃通過 KU23[特急 くろべ23号]電鉄黒部→宇奈月温泉
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.01.25.】
 駅に入線してくる16010形。2編成が富山地鉄では運用されているが、こちらの第1編成は、アルプスエキスプレスとなっている第2編成のように細かいロゴなどが書き加えられておらず、すっきりしていて良い。西武で26年働き、富山地鉄入りしてから既に22年もの月日が経過しているが、見た目の状態も良好で、まだしばらくは活躍を続けてくれるものと思う。

 ◆写真の列車情報◆ 16010形 #1 モハ16011(+モハ16012) 1135発 134[普通]宇奈月温泉→電鉄富山
 
 

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