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富山地方鉄道 本線(鉄道線)
新黒部 【次の掲載駅】 若栗
舌 山 Shitayama
 ●2018年10月 訪問時
【入手日:18.10.06./掲載日:20.03.30.】
 
【撮影日:18.10.06./掲載日:20.03.30.】
 地名に"舌"の漢字を使うというのはかなりインパクトがあるが、由来についてはよく判らない。
 想像だが、単純に"下"の書き換え字として充てられたというのが考えやすいが、舌のように滑らかな土地か、逆にざらついてる舌の表面のように岩とかが転がる土地なんてのも考えられそうだ。変わったところでは神話や伝説、過去の歴史に関わるというのもありそうが、島根県には"恋う(したう)"が変化して"舌"という字が使われたという地名の例もあるようだ。
 ところで駅名標だが、"し=Si"で表記されてしまっている。
 
【撮影日:18.10.06./掲載日:20.03.30.】
 駅舎の造りは一見シンプルなのだが、一階?の扉や窓の高さから屋根の庇までの距離までが離れている気がする。これだと高さを取れる2階の屋根裏部屋が造れるのではないかと思ってしまった。ただ外見からは屋根裏倉庫はあったとしても部屋は無さそうである。この背高平屋建てにはどのようないわれがあるのだろうか。
 
【撮影日:18.10.06./掲載日:20.03.30.】
 1番線ホームから2番線ホーム側に建つ駅舎を見る。古さや痛みは見られるものの、佇まいは綺麗に見える。薄暮の頃に電球色の明かりが窓からこぼれ出ているところなんてところを見たら、ノスタルジックな感じになりそうだ。地鉄の駅には、ホーム側から見ると正面側よりシンプルなスタイルのものが多いが、当駅は逆にホーム側の方が凝った造りになっている。
 2番ホームの方を見ると、黒部鉄道時代の痕跡や、近年補修された構内踏切の階段など、長い時間の流れを感じる。
 
【撮影日:18.10.06./掲載日:20.03.30.】
 当駅も無人化されているため、窓口は板で塞がれている。でもひとつ救いなのは壁に合わせて色が塗られていることくらいか。それにしても窓口を板で塞ぐわりには、その左側の窓は塞がれていない。この窓口を塞ぐ処理の基準ってどういうことなのか、地鉄の駅巡りをしていてもよく判らない。
 室内には木製のベンチがあるが、座布団は置かれていない。1番ホームの待合室には置かれているのだが…。
 
【撮影日:18.10.06./掲載日:20.03.30.】
 上市側の踏切から駅構内を見る。当駅は2面2線の駅だが、左の駅舎側が副本線側となる2番線ホーム、右の1線スルーのような配線になっているのが1番線になる。列車の発着は上下列車とも1番線を基本として、列車交換が発生する場合は宇奈月温泉方面の列車が2番線に入線する。ただ[特急]との交換となる場合は、上下列車に関係なく[特急]が1番線を通過し、停車列車は2番線に入線する。
 
【撮影日:18.10.06./掲載日:20.03.30.】
 1番線ホームに建つ待合室は駅舎と同じカラーリングになっている。ホームを見ると、黒部鉄道時代のホームを嵩上げしている様子が見ることができる。線路と線路の間に小さい水路がある。融雪用の設備であろうか。
 
【撮影日:18.10.06./掲載日:20.03.30.】
 1番線の待合室の中の様子。意外に掲示物が少ない。写真中央の上の掲示物には「下り列車は宇奈月温泉方面です。上り列車は電鉄富山方面です」と大書きされている。この掲示が一体何のためにされているのかがよく判らないが、その下の時刻表には上り・下りの文字はなく、電鉄富山方面と宇奈月温泉方面とに書き分けられている。一般の方々に上りと下りという方向をどの程度意識付けされているのか判らないが、この大書きの掲示に限っては、もっと別の表示方法のほうが効率的ではないかと思ってしまう。例えば窓の外に矢印のマークとともに方面表示をするとか、みたいに。
 
【撮影日:18.10.06./掲載日:20.03.30.】
 駅舎を、入線してくる電車とともにショットしてみた。

 ◆写真の列車情報◆ 14760形 #3 モハ14765(+モハ14766) 1639発 143[普通]電鉄富山→宇奈月温泉
 
 

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