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富山地方鉄道 本線(鉄道線)
西加積 【次の掲載駅】 中滑川
西滑川 Nishi-Namerikawa
 ●2018年10月 訪問時
【入手日:18.10.08./掲載日:20.03.06.】
 
【撮影日:18.10.08./掲載日:20.03.06.】
 滑川シリーズ(!?)の駅では、駅名標に滑川市のキャラクター「キラリン」が起用されて、見て判るように特大サイズの駅名標となっている。駅名標に支柱が4本見えるが、そのうち内側の2本は従来の富山地鉄の駅名標を流用したものとなっている。
 ここでは「キラリン」が学生服を着て、市章の入ったカバンを背負った姿でお迎え。この絵ならばキャラクター設定であるように女の子に見える。制服を着ているのは、近くに県立滑川高校があるということで採用されたのであろうか。とはいっても、滑川高校の制服デザインというわけではない。ちなみに現在の県立滑川高校は、(旧)県立滑川高校と県立海洋高校が2010(平22)年に合併して成立した高校ということで、ここでも少子化の影響が見られる。
【撮影日:18.10.08./掲載日:20.03.06.】
 駅舎はこぢんまりとした簡素なもので、無人駅化されたような雰囲気さえある。しかし当駅は窓口営業は行わないものの、平日の朝のみ(7:00~8:30)は有人改札となるようだ。当駅が県立滑川高校の最寄り駅となっていることが影響しているのであろう。傍らの駐輪場は屋根付きではあるが、こちらも建てられてから結構時間が経過していそうだ。
【撮影日:18.10.08./掲載日:20.03.06.】
 当駅は富山地鉄の中では、起点の滑川駅構内を除けば最も古い営業路線の北端にあたる。滑川-五百石 間の線路を開通させた立山〈たちやま〉軽便鉄道→立山〈たてやま〉鉄道ではあるが、現在の西滑川-滑川 間の線路はオリジナルの線路ではなく、1931(昭6)年2月に付け替えられたものである。
【撮影日:18.10.08./掲載日:20.03.06.】
 宇奈月温泉側にある踏切から駅構内を見る。ここでひとつ気になるのが架線柱のやけに幅のあるビームの長さである。これだけの幅があればかつて当駅は列車の交換ができる駅だった可能性があるのだが、交換駅だったとする情報を得ることができなかった。国土地理院の地図・空中写真閲覧サービスの写真からだと、1946(昭21)年の空撮写真では当駅が2面2線の交換駅だったように見えるのだが、1952(昭27)年の撮影ではすでに現状の1面1線の駅となっているように見える。
【撮影日:18.10.08./掲載日:20.03.06.】
 駅の傍らには地鉄の西滑川変電所がある。調べた範囲で鉄道線の変電所は、稲荷町、寺田、西滑川、魚津(新魚津)、長屋、内山、岩峅寺、小見(有峰口)にあるとのことだが、他に上滝線のどこかにもう1箇所くらいありそうな感じがしないでもない。
【撮影日:18.10.08./掲載日:20.03.06.】
 車体を傾けながらホームへやってくる上り列車。写真で踏切に停まっている車が見えるが、この踏切を横切っている道路の右側方向(北東側)が立山鉄道の元の路盤で、北陸本線(現・あいの風とやま鉄道)とは距離を置いて「平行」して滑川駅へと線路が伸びていた。現在の宇奈月温泉側のカーブもややきつめではあるが、以前はそれ以上の急曲線があったということになるのだろうか。

 ◆写真の列車情報◆ 14760形 第1編成 モハ14762(+モハ14761) 1319発 136[普通]宇奈月温泉→電鉄富山
 
 

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