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富山地方鉄道 本線(鉄道線)
中加積 【次の掲載駅】 西滑川
西加積 Nishi-Kazumi
 ●2018年10月 訪問時
【入手日:18.10.07./掲載日:20.02.14.】
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.02.14.】
 開業時は「梅沢」を名乗っていた当駅。駅の所在地の「下梅沢」に由来しているのだろうが、細かいところをつつけば当地周辺にはただ単に"梅沢"という地名は存在しない。ちなみに当駅の東方、北陸新幹線の高架橋が通る場所付近に「上梅沢」という地名が存在する。両地名は、1889(明22)年の明治の町村制施行時に、西加積村として合併した12村の中の村名としても見ることができる。
 地鉄本線の"加積"がつく駅名は、町村制施行後の村の名前を由来としているのだが、余所の地域から来た者にはなかなか駅の順番を正確に把握するのが簡単ではない。そしてその間に"滑川"のつく駅名が3つ挟まって、同じ接頭語を使って区別しているのでさらに判りにくくしている。ならば、当駅と隣の中加積駅を旧駅名にして判りやすくしてみては…とちょっと思ってしまう。でもそれも旧村名の絡みがあったり、地元の方の愛着があったりで難しいんだろうなぁ…。
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.02.14.】
 当駅は1面1線の棒線配置駅。写真は上市方向を見ている。写真の中央下に800m標が植わっているが、当駅の営業キロは18.7kmとなっている。ズレている? と思ったのも束の間、現在の電鉄富山駅は100m移設されていることを思い出した。
 そういえば、当駅付近には駅があることを示す標示を見ることが無かった気がする。そばにある滑川市コミュニティバスのバス停の名前も「下梅沢公民館前」であった。近くの丁字路の信号には交差点名はなく「押しボタン信号機」と標示されているので、ここに"西加積駅入口"とかを標示させたらどうかなーとも思った。でも、いざ名前を付けたら"下梅沢公民館"という交差点名になっていた、なんてことにもなりそうだが…。
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.02.14.】
 待合室にはスノーダンプとスコップが。このあたりが常備されているのはいかにも雪国らしい。ただこの待合室には扉が無く、開放状態なので冬場は寒いかも。
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.02.14.】
 駅で待っている時間、山の方を見ると、一部分だけの虹が出ていた。円弧の角度からしたら10度にもならなかっただろうが、結構、幅広であった。
 
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.02.14.】
 駅に到着する10030形の第6編成。
 我が家にはこの第6編成をNゲージ化した、Micro Ace製の車輛が在籍している。しかし他に富山地鉄らしく合わせて走らすことができる他の車輛形式がないのが、ちょっと寂しいところだ。

 ◆写真の列車情報◆ 10030形 #6 モハ10042(+モハ10041) 1708発 150[普通]宇奈月温泉→電鉄富山
 
 

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