富山地方鉄道 本線(鉄道線) | |
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早月加積 | Hayatsuki-Kazumi |
●2018年10月 訪問時 | |
【撮影日:18.10.07./掲載日:20.04.14.】 実際にこういう名前の人がいても不思議ではなさそうな駅名である。 |
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【撮影日:18.10.07./掲載日:20.04.14.】 当駅は1935(昭10)年10月に富山電気鉄道が当地に線路を通したときには、当駅としては設置されなかった。駅ができるのはそれから15年を経た戦後、1950(昭25)年3月のことになる。その際には隣の早月駅は越中中村駅に改名させられている。この改名は、当駅のほうが早月加積村の中心に近かったのが理由であろう。当駅が列車交換可能な新駅として開設された頃、中滑川が交換駅化された一方で、西滑川、滑川、早月→越中中村が棒線駅化されているようだ。大規模といっていいこのあたりの路線改造はなにゆえ実施するに至ったのかは興味あるところだ。 この"早月加積"という地名は、1889(明22)年の明治の大合併で誕生した自治体名で、それ以前に見ることができない。おそらく古くから地域名としている加積郷の中で、早月川に近いところというところに由来しているのではないかと推測する。単純に早月村というでも問題なさそうな気はするのだが、加積という名前はそれだけ地元の愛着が強いということなのだろうと思う。でもそれが明治の大合併の際に加積の名前がつく村の乱立に繋がったのではないかとも思う。 |
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【撮影日:18.10.07./掲載日:20.04.14.】 かなり年月を経たと思わせる駅舎は、おそらく開業当時からのものなのだろう。窓や出入口がサッシに替えられたり、外壁がトタンで補修されていたりと、維持もなかなか大変そうだ。1文字ずつ分かれた「早月加積驛」の表示はなかなかお洒落である。 |
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【撮影日:18.10.07./掲載日:20.04.14.】 当駅が無人駅になってから長い月日が経っているのだろうか、窓口を塞ぐ板の色も味のある飴色に変化している。写真の左上には、「電車のりば案内」の行灯形の標示板が設置されている。当駅は2面あるホームのどちらからも上下の列車が発着するので、表示の方は左に「上り富山方面」、右に「下り宇奈月方面」(註※宇奈月温泉ではない)と分かれ、それぞれその下に「1番線」と「2番線」の表示が準備されているのが判る。当駅には有用な機器であったのだろうが、残念ながら訪問時は機能していなかった。 |
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【撮影日:18.10.07./掲載日:20.04.14.】 木製のラッチが改札口に残っている。かなり渋い。窓にはめられたガラス板は、窓の大きさに比べて小さいものが何枚もはめられている。いつの頃から大きなガラス板が民生用に普及し始めたのかはよく知らないが、こういう所からもかなり時代がかったものと推測される。 |
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【撮影日:18.10.07./掲載日:20.04.14.】 改札のラッチを通ってすぐ左に曲がると2番線ホームに繋がっている。遮断桿が壁とかに掛けられて収納されているのは見たことはあるが、天井に収納されているのは面白い、というか私は初めて見るケースである。 |
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【撮影日:18.10.07./掲載日:20.04.14.】 ホーム側から駅舎を見る。1番線へは構内踏切を使用することになるのだが、遮断感が壁の外側にあるため、駅舎内からは遮断感が下りてくる様子がわからない。警報器が鳴るので突然予告も無しに下りてくる心配は無いのだが、それでもこの景色だけ見てると、バラエティ番組の罰ゲームではないが、鹿威し式にぽかんと頭を叩かれてしまうのではという心配がよぎってしまう。実際そんなことになったら、ごめんなさいでは済まないですけどね(笑)。 |
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【撮影日:18.10.07./掲載日:20.04.14.】 当駅は写真左の駅舎に直接繋がるホームが2番線、構内踏切を渡ったあい鉄の線路がある側(右側)が1番線となっている。また両ホームとも上下方向どちらにも出発が可能となっており、構内配線は1線スルー型で1番線が直線側になる。ということで地鉄ルール(?)に従って基本使用が1番線、通過待ち合わせの場合は待避列車は2番線使用で通過列車が1番線使用となる。常用しているホームの方が構内踏切を渡る必要があるというのは少々面倒だ。変わっているのは停車列車どうしの上下交換では、下り列車が2番線停車と右側通行で行われる。このあたりは"電鉄富山ゆきは1番線の原則"に則っているようだ。 |
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【撮影日:18.10.07./掲載日:20.04.14.】 駅を通過する[特急]列車。元JRの線路を使っているあい鉄の電車のスピードよりは遅いが、それなりの快足を飛ばしている。 ◆写真の列車情報◆ 14760形 #7 モハ14773(+モハ14774) 1538頃通過 AP1[特急 アルペン1号]立山→宇奈月温泉 |
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【撮影日:18.10.07./掲載日:20.04.14.】 平行する元JR線の線路を往くあい鉄の列車を、地鉄の構内踏切から撮る。あい鉄の列車も地鉄同様、多くは2輛編成だ。地方での鉄道における旅客輸送のボリュームがいかに小さいかを知る。 ◆写真の列車情報◆ あい鉄521系 AK11 クモハ521-23(+クモハ520-23) 1543頃通過 545M[普通]富山→泊 |
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