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三岐鉄道 北勢線
北大社(信) 【次の掲載駅】 楚原  
大 泉 Ōizumi
 ●2015年10月 訪問時
【購入日:15.10.11./掲載日:16.01.15.】
 
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.15.】
 駅名標のローマ字だが、三岐鉄道では仮名書きで「おう」は“OH”、「おお」は“OO”と、一見細かく書き分けている。ここ「大泉」の場合のローマ字綴りは“99式”といわれるもので、パソコン等で文章を打っているキーの順番と同じである。
 
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.15.】
 駅舎は、屋根と壁だけを見るとまるで倉庫でよく見られる材料だと思えてしまうが、正面の出入り口にガラスの面を大きく取ることで倉庫っぽいイメージを希釈している。
 写真の右に似たような建物がちょっとだけ見えているが、そこには駅舎の3倍以上の大きさの「いなべ農産物直売所 ふれあいの駅 うりぼう」という建物になっている。
 大泉駅も、三岐鉄道の高速化事業による近代化で新設された駅(その代わりに両隣の大泉東駅と長宮駅が2004(平16)年に廃止)で、東員駅同様に周囲には人家がまばらである。バス路線も駅に乗り入れているが、東員駅のような「ハブ駅」としての機能は無いようである。その代わりではないだろうが、広大な駐車場が用意されている。
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.15.】
 ホームの阿下喜側を見る。ホーム建てられた柱を見てみると、本来は屋根を支えるための柱だということが解る。費用節減のために準備工事でとどめたということだろうか。手前の柱は照明が取り付けられ、別の役目で役立てられている。
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.15.】
 写真はクモハ273。1977(昭52)年に製造された270系に属するグループで、1977(昭52)年にクモハ270形6輛とクハ170形2輛が製造され、その後1990(平2)年のクモハ270形1輛が増備され、計9輛が属している。訪問時現在の北勢線では、動力車となる系式は唯一クモハ270形のみ。北勢線には7編成が在籍しているが、全ての編成の阿下喜側にはクモハ270形が連結されている。

◆写真の列車情報◆ K73編成 クモハ273(+サハ136+サハ142+クハ141) 1226発 楚原→西桑名

 
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.15.】
 写真はクモハ277。上項の写真と同じクモハ270形を名乗っているが、他の初期車のグループであるクモハ271~276は1977(昭52)年に製造されたのに対し、当車輛はそれより遅れること13年後の1990(平2)年に1輛だけ製造され、訪問時現在のところ北勢線唯一の平成生まれである。そのため、初期車と比較しても、方向幕が大きくなってヘッドライトの位置がサイドに移動し、運転台が1枚窓となり、正面の車体番号の位置も窓上から後尾灯脇に移され、内部もクロスシートとなって特異である。また北勢線の一系式一編成である200系と編成を組んでいるなど、運用面でも特異的である。
 200系が三重交通時代に製造された車輛ということもあったのだろうが、三重交通の復活塗装に際しては、200系と編成を組むクモハ277も同時に写真のように塗り替えられている。

 ◆写真の列車情報◆ K77編成 クモハ277(+サハ201+サハ101+クハ202) 1237発 西桑名→阿下喜
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.15.】
 上項の写真の、クモハ277の車内。北勢線唯一のクロスシート車だが、運転席(阿下喜)方向に固定で、向きの転換は不可能だ。通路幅を見ると電車の車内としては狭いが、路線バスの車内よりかは広い。
 
 

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