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三岐鉄道 北勢線
楚原 【次の掲載駅】 阿下喜  
麻生田 Ōda
 ●2015年10月 訪問時
【購入日:15.10.11./掲載日:16.01.20.】
 
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.20.】
 ここのローマ字表記がヘボン式ではなく、現代の時流風の綴りである。
 かつて麻生田駅の隣は、阿下喜側に「六石駅」が、楚原側に「上笠田駅」があったが、六石駅は2004(平16)年に、上笠田駅は2006(平18)年に廃止になっている。写真では判らないが、この駅名標の「楚原」の文字の下には「上笠田」の標示が塗りつぶされているのが判る。(「阿下喜」の下はどうだったかは確認できなかった)
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.20.】
 駅舎は寸足らずの体育館のような外観でかわいい。
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.20.】
 ホームの様子を、ホームのすぐ西側(阿下喜)側にある麻生田第1号踏切から撮影したもの。写真としてはごく普通の棒線配置の単線の駅である。
 ただここでの注目点はホームの端の柵に取り付けられた、「電車に注意」と踏切名、連絡先などが書かれた標示板である(左の写真にロールオーバーさせると注目点が判ります)。本来であれば軌道敷を挟んで左右のそれぞれの側に標示するべきものであるが、この麻生田第1号踏切では東側に全く同じものが2枚一緒に掲げられている。踏切の西側を見れば判るのだが、西側にはこの標示を取り付けるような場所が無いのだ。おそらく2枚作ってきたけど、表示の場所が無く、しかし処分するのも惜しくて仕方なく取り付けてしまったのだろう…か?
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.20.】
 麻生田駅は1面1線の棒線配置の駅だが、ホームの反対側にはホームのようなものの構造物がある。構造物の後ろの木が生い茂ったあたりは崖にはなっているのだが、大きさといい、手前側の余白部分といい、2線分を跨ぐ架線柱が残っていたりと、交換駅だったというにおいがぷんぷんするのだが、この文章を書いている時点においても、麻生田駅が交換駅だったという確証が得られていない。おそらく間違えなく、かつては麻生田駅も交換駅として機能していた時代があったのだろうと推察するのだが、…はたして?
 
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.20.】
 到着した200系+クモハ277の三重交通塗装の4輛編成、上り西桑名ゆき。

 ◆写真の列車情報◆ K77編成 クモハ277(+サハ201+サハ101+クハ202) 1343発 阿下喜→西桑名
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:16.01.20.】
 駅舎内に貼られていたこのポスターにはちょっとびっくりした。
 ポスターのタイトルは、「日本でここだけ! 電車内で無料の年金相談ができる 年金相談列車が 毎月1回定期運行します!」というもの。こういう公的なものの相談所を列車内に開設して実施してるというのは初耳だ。各地のローカル鉄道はいろいろな知恵を絞りながら増収を図ろうとしているが、このアイデアは奇抜だ。ちなみに年金相談は無料だが、列車の運賃は通常通りの支払いが必要。
 まあこれが便利かどうかは判らないが、電車内ってそんなに静かな場所かなって心配してしまう。まあおそらく、モーターを積んでいない付随車の車内を使っているとは思うのだが。
 
 
 

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