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東海旅客鉄道 関西本線
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桑 名  Kuwana
 ●2015年10月 訪問時
【撮影日:15.10.10./掲載日:15.12.25.】
 
 
【撮影日:15.10.10./掲載日:15.12.25.】
 桑名駅が所在する場所は今でこそ桑名市内であるが、開業当初は桑名町の隣の西桑名村に存在した。開業時は四日市側から延伸してきた終点(しかも当初は現在地より南の仮駅での営業)で名古屋へは繋がっておらず、逆は滋賀県の草津へと繋がっていた。東海道沿いに路線を建設していった様子が判る。桑名町に駅を造らず西桑名村に駅を置いたのは、おそらく北側に控える木曽三川を渡るために、少しでも内陸側にしたかったためではないかと想像する。そういうこともあって、後に桑名電軌と北勢鉄道が海側の桑名町側に線路を延ばすことになったのかも知れない。
 
【撮影日:15.10.11./掲載日:15.12.25.】
 現在のJR駅には、特急以下の全ての旅客定期列車が停車する。そのような駅ではあるが、駅舎は昭和中後期に見られる鉄筋の橋上駅舎になっていて、そろそろ建て替えを考えても良さそうな感じである。駅前には同時代のビルなどが建っているので、下項の使われていない保線用地などと一体で再開発を進められれば、随分雰囲気を変えられそうな雰囲気を持っている。
 
【撮影日:15.10.10./掲載日:15.12.25.】
 駅舎の南側には広い空き地があり、保線用の用地になっているが、写真手前側は何も使われていないようだ。しかしかつては貨物などを取り扱っていた様子が、国土地理院の空撮アーカイブから見て取れる。
 
【撮影日:15.10.10./掲載日:15.12.25.】
 1番線ホ-ムに入線してくる[普通]四日市ゆき。写真としては電車と柱がかぶってしまってあまりデキの良い写真ではない。
 しかし個人的には、写真中央の特殊信号発光機(五角形のやつ)の下にある「八丁畷」の標識がとても気になった。この「八丁畷」は写真にも見えている踏切の名前で、考えてみれば当たり前である。しかし関東圏を知る私にとって「八丁畷」というと、JR南武線支線と京急本線が交わる駅の名前を思い出してしまう。「八丁畷」なんて他で目にするような地名ではないと思っていたので、ちょっとびっくりしてしまった。

 ◆写真の列車情報◆ 313系 海シンB102[3輛編成:写真先頭はクモハ313-1502] 754発 休日3301M[普通]名古屋→四日市
 
【撮影日:15.10.10./掲載日:15.12.25.】
 桑名駅の南方に、3つの幅が違う線路を跨ぐ踏切があるのは有名だが、1067mmのJR線の踏切は“構内踏切"とまた随分シンプルな名前がついている。
 踏切の道は1本だが、近鉄とJRの線路の間には待避場があり、近鉄は単独で踏切が動作するようになっているのに対して、JR側は三岐側と共用の踏切になっている。共用なのに、JRと三岐では踏切の名前が異なっている。写真左がJR、右が三岐鉄道である。
 
 

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