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近江鉄道 本線
河辺の森 【次の掲載駅】 朝日大塚
京セラ前 Kyocera-Mae
 ●2016年10月訪問
【入手日:16.10.07./掲載日:23.01.07.】
 
【撮影日:16.10.07./掲載日:23.01.07.】
 この地の近くに京セラの滋賀蒲生工場と滋賀八日市工場があることから、京セラから近江鉄道に駅開設の要望し、1991(平3)年に当駅が開設された。
 ホームの壁には「京セラドーム大阪の最寄り駅は京セラ前ではありません」という掲示が貼られている。実際の京セラドーム大阪(施設名としては大阪ドーム)は大阪府内の大阪メトロのドーム前千代崎駅か、阪神なんば線のドーム前駅になるのだが、時折京セラドーム大阪と間違えて当駅にやってくる人がいるそうで、びっくりである。しかもとあるテレビ番組で調査して、間違えてやってくる人が簡単に捕まるというから、さらにびっくりである。これはネーミングライツによる弊害といえなくもない。そもそも距離的にも何十キロも離れており、大阪府と滋賀県では直接県境を接していないにもかかかわらず、土地勘が無いからとはいっても信じられない勘違いである(土地勘がない自覚があれば、もっと慎重になるべきだと思うが…)。そもそも京セラという企業の建物が大阪ドームにしかないとでも本気で思っているのであろうか、とも疑ってしまう。まあ大方は、ネット検索でちゃんと調べられない人が起こすトラブルなのであろう。権利で買われている施設名を駅名にしづらい側面があるということを知っていれば、鉄の方ならばほぼ間違える方はいないと思うが。
 それにしてもホームに出されている文言の掲示は当駅だけではなく、米原、彦根、近江八幡、貴生川といったJR接続駅にも当駅での誤降車の案内を出した方が、誤乗した方への金銭的、時間的被害を多少は予防できるのではないだろか、とも思う。もしかしたら最近だと「サンガスタジアム by Kyocera(施設名は、京都府立京都スタジアム:場所は京都府亀岡市)」と間違える方とかもいるのだろうか…??
 
【撮影日:16.10.07./掲載日:23.01.07.】
 当地周辺には京セラ以外にも多くの会社の工場があり、駅前の県道との交差点も大きく、道幅も広く造られている。交差点の北側には名神高速道路が通り、インターチェンもそう遠くない場所にある。
 駅は交差点の南東側にあり、何かやたら幅広な歩道に、ホームへ繫がる幅広な階段が置かれている。駅舎は無く、ホームの壁面が道路に背を向けて立っており、なんだか素っ気ない。実用一点張りといった感じだ。
 
【撮影日:16.10.07./掲載日:23.01.07.】
 当駅は棒線駅。ホームの貴生川側から米原方向を見る。ホームがわずかながら反った形になっているのが解る。
 
【撮影日:16.10.07./掲載日:23.01.07.】
  ベンチで座った状態で、入線してくる100系の様子を撮影。
 水色の元西武101系というと、2012(平24)年訪問時に上信電鉄で走っているマンナンライフ「蒟蒻畑」ラッピングの車輛を思い出すが、それとは青みの深さ具合や、車体下部にかけて白いグラデーションが入っているなど細かく見れば相違点は多い。掲載日現在の上信電鉄のマンナンライフラッピング電車は現在も継続されているが、車体色等は変わっている。
 
 ◆写真の列車情報◆ 100系 モハ103(+モハ1103) 1428発[普通]米原→貴生川
 

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