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三木鉄道 三木線
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三 木 Miki
 ●2008年3月 訪問時
【購入日:08.03.10./掲載日:16.02.15.】
 番号:4815
 縦30mm×横58mm。自動券売機で発売される軟券と同じサイズの半硬券?の入場券。ただ紙は光沢のある化粧紙が上に貼られた厚紙でできており、質的に切符らしくないところがある。でもこの硬券には三木鉄道の地模様が黄色で入れられており立派である。
 
 
【購入日:08.03.10./掲載日:16.02.15.】
 番号:01971
 三木鉄道廃止に際して、三木駅で発売されていた往復乗車券。画像での見た目はD型硬券のように見えるが、実際は縦40mm×横110mmとかなり大きい。紙質は上段の入場券と同様のものが使われている(地模様も同じ)。
 この一連の三木鉄道周りでは実費で乗車していたので、この乗車券は一応未使用である。
 
【撮影日:08.03.10./掲載日:16.02.15.】
 駅名標は国鉄時代からあったものを塗り直して書かれたものと思われる。字体も独特で、鉄道会社名が入れられている。でも他の国鉄から継承した中間駅ではこのような書き直しがされていないのも不思議だ。
 
 
【撮影日:08.03.10./掲載日:16.02.15.】
 駅舎は鉄道駅としての趣がある木造である。
 入口には廃止を知らせる看板が立てられていた(写真では郵便ポストと自動販売機の間)。その文面は「平成20年3月31日をもちまして 廃止と決り(原文ママ)ました。 永年にわたるご愛顧ありがとうございました。 三木鉄道株式会社」と書かれていた。
 三木市の案内図の前には、ミキ300形を模した顔出し看板が設置されていた。顔出し看板は比較的新しいもののようで、日付の「日」の部分だけが変えてあったので、設置後間もないものかも知れない。
 掲載日現在、駅および車庫は三木鉄道記念公園の施設の一部となっており、駅舎も現存している。また三木鉄道廃止後の代替バス(JR・厄神駅-神鉄・恵比寿駅)が同公園前に乗り入れている。会社としての三木鉄道は、旅客営業を終了した2年半後の2010(平22)年11月に会社を解散して、現在は存在しない。
 
 
【撮影日:08.03.10./掲載日:16.02.15.】
 改札口の上には、列車案内の掛け札がかかっていた。ローカル線らしくていい雰囲気だなとは思ったのだが、一枚は「厄神行 ①番線」で、もう一枚は「ただし平日7時11分 土休日8時15分 から発車します ②番線」となっており、つまりこの2枚の札は年中掛けっぱなしということである。おまけにその左側に水色地で印刷された同じ内容の標示も掲げられていた。なぜ2度表示しているのか、ちょっと不思議ワールドである。
 
 
【撮影日:08.03.10./掲載日:16.02.15.】
 2番線に停車中のミキ300-103。
 この2番線ホームは三木鉄道の時代に整備された。整備の理由は増発のためであったが、全線の単線の終端駅にホームを増やして対応したという方法が当時かなり珍しがられて鉄道雑誌などで取り上げられていた。単線で列車の増発となると、普通は中間駅に列車交換設備を設けるものだが、そうすると閉塞区間を区切って信号設備を増やさなければならないので、投資額が増えてしまう。この三木鉄道の方法は、列車到着直に別の列車を発車させることで(見た目の)折り返し時間を短くし、信号の閉塞区間を増やさない、というアイデアが詰まったものだった。
 
 
 

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