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東急電鉄 池上線
御嶽山 【次の掲載駅】 千鳥町  
久が原 Kugahara
 ◆2017年8月訪問時
【購入日:17.08.17./掲載日:17.10.08.】
 当駅は駅名が何度か変遷している。1923(大12)年に末広駅として開設。この末広という名前は掲載日現在、駅の西にある白山神社へ向かう通りの名前として残っているが、地名としては見当たらなかった。1928(昭3)年に東調布駅となるが、これは当時、駅がある自治体が荏原郡東調布町であったためだが、いわゆる田園調布があった箇所から見るとかなり南に離れている。その後1936(昭11)年に久ケ原駅となり、1966(昭41)年に現在の久が原駅に仮名部分を改称した。ちなみに掲載日現在の住居表示で「久が原」となっている地名は、東急の駅名改称後に追随する形で表記変更されたものである。東急が地名に与える影響力は大きい。
 
【撮影日:17.08.17./掲載日:17.10.28.】
 これは当駅だけでなくどこの地名でもそうなのだが、名前を中国簡体字に変換すると、"が"・"ケ"の字は省略されてしまう(雪が谷大塚の場合も同じ)。よって当駅の場合は「久原」となってしまう。ただ"ケ"については、もともとは"个"という漢字(数詞である"個"と同じ意味で使う)の草書体から変化した文字ということもあるので、「久个原」と標記してもいいような気がするのだ。"の"や"ノ"については"之"の字が当てられるようなので、この差は何なのかなぁ、と思うわけである。(熊谷の"が"や宇都宮の"の"のように発音はするけど表記上は省略されている場合、また四ッ谷の"ツ"ように送り仮名が振られている場合は、省略されていてもいいのですが)
 
【撮影日:17.08.17./掲載日:17.10.08.】
 上りホームの駅舎。当駅もかつて構内踏切があった形跡が見られる。それとは別に申し訳ないが、駅舎の写真を撮るには手前の銀行の小屋が邪魔になってしまっている。
 池上線を五反田方向からひと駅ずつ進んでくると、方角の間隔が狂ってきてしまう。大雑把だが、下り進行方向で行くと、五反田から雪が谷大塚が南西~西南西、千鳥町までは南南東、池上が東、蓮沼の先までは再び東南東、蒲田付近は東の方向になる。結構方向が極端に変わる感じだ。また訪問当日は曇り空であったことが、土地勘がない者にはさらに方角の感覚を狂わせることになる。当駅も地図で確認するまでは、この駅の出入口が北側を向いていることに気がつかなかったくだいだ。
 
【撮影日:17.08.17./掲載日:17.10.08.】
 下りホーム側の駅舎は味も素っ気もない。ただ駅舎を造るに当たって狭隘な土地しかなかったことも想像できるので、これでも精一杯努力したのであろう。
 
【撮影日:17.08.17./掲載日:17.10.08.】
 1000系に、昭和20年代に東急で使用されていた濃紺と黄色のラッピングを施した「きになる電車」。変化しているのは外観だけでなく、車内も木調に変化している。

 ◆写真の列車情報◆ 雪が谷1017F 1248発 002122[普通]蒲田→五反田
 
   
 

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