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小田急電鉄 小田原線
開成 【次の掲載駅】 富水
栢 山 Kayama
 ●2015年8月訪問時
【購入日:15.08.11./掲載日:15.09.30.】
 この駅名の「栢」という字だが、実は“柏”の異体字である。異体字や旧字体のまま残されている地名というのもまま見られたりはするが、そういう場合でも鉄道駅は標準字体を使用することが多い。しかしここ「栢山」のように地名と同じ異体字や旧字体のまま使用されている駅というのは非常に珍しく、全国的に見ても数例しかない。現存駅で私が確認しているのは5組で、他には、穎→頴:頴娃・西頴娃・頴娃大川[JR指宿枕崎線]、蕊→蘂:留辺蘂・西留辺蘂[JR石北本線]、竜→龍:龍安寺[京福北野線]、峰→峯:東中峯(信)[西武山口線]。(註:龍岡城[JR小海線]のように住居表示が確認できない場合や、御嶽[JR青梅線]のように駅名が異体字や旧字体だが、住居表示が標準字体の場合は除く)
 
【撮影日:15.08.11./掲載日:15.09.30.】
 なんとなく下にあった広告類と一緒に駅名標の写真を撮りました。
  
【撮影日:15.08.11./掲載日:15.09.30.】
 駅舎は、直角三角形の屋根が特徴。直角三角形の部分にはめられたガラスも特徴的だ。塗装も淡い青色系統でまとめられており清潔感を感じさせるが、逆にさっぱりした感じがしないでもない。入口の右側には広告スタンドが置かれているためであろうか、ひさしが架けられている。
 駅前には箱根登山バスと富士急湘南バスのバス停がある。富士急湘南バスは高校通学用の平日運転のみ。箱根登山バスは小田原駅ゆきと小田原ダイナシティ(ショッピングモールや映画館などがある複合施設)ゆきのバスが設定されている。本数は便利と言えるほどの頻度ではないが、平日は小田原駅ゆきが多く、土休日になるとダイナシティゆきの方が多くなり、本数が逆転する。ちなみにダイナシティには西武百貨店が入っており、1950~60年代に(…ってまだ私は生まれていないし(笑))小田急・箱根登山鉄道と西武・伊豆箱根鉄道との間で激しく行われていた“箱根山戦争”の時代から見たら、考えられないようなバス路線の設定がされている。
 
【撮影日:15.08.11./掲載日:15.09.30.】
 小田原寄りの踏切から撮影。ホームは対向式の2面2線。上項の駅舎は右側の下りホームに繋がっているが、上りホーム側にも跨線橋を渡らなくても直接出入りできる小さく長細い改札口がある。でもこの様子からだと、この写真の手前の場所にかつて構内踏切があった思わせる雰囲気がある。
 
【撮影日:15.08.11./掲載日:15.09.30.】
 かつて構内踏切があったと思わせる場所からの撮影。

 ◆写真の列車情報◆ 海老名検車区 3000形 クハ3471(3241F・6輛) [急行]小田原-相模大野 (時刻・列車番号不明)
 
【撮影日:15.08.11./掲載日:15.09.30.】
 50000系EXEがやってきたので、構えてシャッターを切ったら、まともに太陽光が運転台のガラス面に反射してしまった。もうこうなると画像編集ソフトでも修正が難しい。でもこのままにして、真夏に撮った写真だなぁ、とも思いふけるのもいいかも。

 ◆写真の列車情報◆ 海老名検車区 30000形 (車輛・編成番号不明・6輛) 1218頃通過 0117[特急 はこね17号]新宿-箱根湯本
 
 
【購入日:96.06.28./掲載日:15.09.30.】
 番号:8265
 
 

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