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真岡鐵道 真岡線
益子 【次の掲載駅】 多田羅
七 井
Nanai
● 2017年3月訪問時
【入手日:17.03.20./掲載日:17.05.14.】
 
【撮影日:17.03.20./掲載日:17.05.14.】
 七井駅は真岡鐵道転換後に交換設備を復活させた駅のひとつである。
 交換設備を転換後に復活させた駅は他に3駅があるが、七井駅は真岡鉄道転換と同日に設備を復活させた唯一の駅である。全線が41.9kmという真岡線で、転換以前は、下館駅起点16.4kmの真岡駅にしか列車交換設備がないという状態だった。新生当時の真岡鐵道が、旅客を獲得していくために列車交換駅を増やすという対策をとったのは必然だったといえる。
 
【撮影日:17.03.20./掲載日:17.05.14.】
 写真の駅舎は2000(平12)年に建てられたものだそうだ。一面ガラス張りとなっているのが印象的だ。
 それ以前の駅舎は放火により焼失してしまったそうだ。駅舎が放火で焼失する話はたまに聞く。放火という行為が言語道断であることは言うまでもないが、合理化という名の下で駅員が無配置化されていったことと無関係ではない。
 
【撮影日:17.03.20./掲載日:17.05.14.】
 待合室側から駅舎内の出入口とホームに繋がる通路をとったところ。壁一面が掲示物だらけになっている。こういうのも整然と並んでいるよりは、多少乱雑に貼られている方が無人駅のわびしさも多少紛れるというものだ。
 
【撮影日:17.03.20./掲載日:17.05.14.】
 ホーム側から駅舎の反対側を見る。こうすると、駅舎が2階建てで造られているように見えてしまう。駅舎の左上部には、正面の表示にも使われている同じデザインで「七井駅」の標示が見える。
 
【撮影日:17.03.20./掲載日:17.05.14.】
 駅舎とは反対側の下りホームにある上屋部を駅の外側から見ると、壁に「七井駅」と大書きされた標示がある。これはやや離れた道路(国道123号)に向かって存在を示すために作られたものなのだろう。また壁が少し曇った透明な素材で造られているのもユニークだ。夜間に、屋根の下を照らす照明をバックライト兼用で使い、駅名を浮かび上がらせるためだろうか、と考えてしまった。ただここに設置されている蛍光灯は2本だけである。私が思っているような行灯の効果の駅名標示になっているのかは、夜間に確認するしかない。
 
【撮影日:17.03.20./掲載日:17.05.14.】
 駅の南側には側線が設けられており、そこにはバラスト散布に使用される作業車が2輛留め置かれていた。写真の奥にはバラストが山積みされている様子も見える。この場所は、元々は貨物側線だったのかもしれない。
 
【撮影日:17.03.20./掲載日:17.05.14.】
 ホームに入線するC11 325牽引の下り・SLもおか号(1140発 6001・茂木ゆき)。
 SLの到着を待っていると、到着の数分前から汽笛が聞こえてくるのだが、その待っている時間が思った以上に長く感じる。SLが来る、と思う高揚感がそうさせるのかな?
 
【撮影日:17.03.20./掲載日:17.05.14.】
 僅かな時間停車して、駅を出発した下り・SLもおか号。
 列車の交換設備復活は真岡鉄道転換後に実施されたものだが、2線の間にもう一本線路が敷設できるくらいの幅がとられている。
 
【撮影日:17.03.20./掲載日:17.05.14.】
 七井駅で上下列車の交換。左の下りホームに停車しているのはモオカ14-7(1203発 117[普通]茂木ゆき)で、右の駅舎側の上りホームに停車しているのはモオカ14-1(1204発 122[普通]下館ゆき)。同じモオカ14形ではあるが、モオカ14-1は富士重工業 製、モオカ14-7は日本車輌製造 製で、両者で運転台のなどの造りが異なる。とはいっても間違い探しをするような、ちょっとした造りの違いである。(間違い探しの解答は「真岡鉄道 真岡線」のページを参照)
   
 

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