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京浜急行電鉄 久里浜線
新大津 【次の掲載駅】 京急久里浜
北久里浜 Kita-Kurihama
 
【購入日:18.05.03./掲載日:19.02.17.】
 券番号が一桁の「8」番。末広がりで縁起がいい、と書きたいところだが、算用数字ではそうとも言いづらい(笑)。
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.02.17.】
 1942(昭17)年の12月の開業時には「昭南」という駅名であった。しかしこの名前は当地に由来するものでもなければ、同じ読みの"湘南"とも関係が無い。当駅が開業するのに際し、同年に日本軍がシンガポールの侵攻に成功したことを記念し、シンガポールの日本名である"昭南"の名前が与えられたという。戦中ということもあるが、軍都ともいわれた横須賀という町であったことが駅名命名に影響したのだろう。しかし戦後、その名前に全く縁が無かったかといえばそうでもなく、市内の鴨居2丁目にある能満寺(浦賀駅が最寄り)の中に「昭南防衛司令部戰友之慰霊」という碑が昭和後期になって個人によって建てられたという。でも横須賀にこのような碑が建てられたこと自体は偶然であろう。
 また1948(昭23)年の駅名改称時には「湘南井田」を名乗った当駅。この"井田"という地名は現在では住所表記には残っていないし、明治以降の市町村合併の歴史にも現れていない。しかし当駅がある根岸2丁目の中に「井田横穴(群)」という古墳が残っているそうで、そうするとかつては字名として"井田"という地名がここにあったのかもしれない。
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.02.17.】
 1985(昭60)年に供用を開始したという、ローズピンクの四角い屋根が特徴的な駅舎。ただバリアフリー化のためにやむを得なかったのだろうが、駅入り口右側にエレベータが設置されたため、駅舎のデザイン的な魅力が下がってしまっている。写真右側の店舗も駅舎と同じ意匠で建てられているのだが、エレベータが無粋に割り込んでしまって調和が崩れてしまっているのも勿体ない。もうちょっとデザイン的な処理で融和を図ることができなかったものだろうか、惜しまれる。
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.02.17.】
 改札口周りの様子。券売機と改札口の間に京急ステーションストアがある光景は、ここまで来ると普通なんだなーと思ってしまう。ここの売店のガラス壁には京急1000形の運転台が貼られている。車番は「1129」となっており、実車だと10次車の先頭車ということになる。種別と行先の表示は[快特]羽田空港となっている。
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.02.17.】
 ホームは緩やかにカーブした区間に設置されている。写真左の下りホームから直接改札外へ繋がる箇所はなく、跨線橋を経由する必要がある。 
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.02.17.】
 駅に到着する下り[快特]。
 
 ◆写真の列車情報◆ 1000形(8次車) 1105編成[8輛編成:写真先頭は1105] 1258発 1160SH[快特]青砥→京急久里浜
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.02.17.】
 駅に到着する上り[快特]。当然ではあるが、この写真はホーム中程の黄色い線からかなり下がった位置から、ちょっと望遠機能を使い撮影している。でもトリミングをうまくした結果、編成の末尾もしっかり捉えつつも、列車に接近した感じの仕上がりになった。画面構成的にうまくバランスが取れている、と個人的に勝手に思っている1枚である(笑)。
 
 ◆写真の列車情報◆ 1000形(7次車) 1081編成[8輛編成:写真先頭は1088] 1301発 1255SH[快特]三崎口→青砥
 
 

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