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京浜急行電鉄 本線
安針塚 【次の掲載駅】 汐入
逸 見 Hemi
 
【購入日:18.05.03./掲載日:19.01.24.】
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.01.24.】
 当地の地名の由来は、室町時代の甲斐武田家とも繋がりが深かった源氏の流れを汲む逸見氏に因んだものという説があるそうだ。
 それにしてもこの読み方は難読駅、難読地名として分類されてもおかしくない。読み方を知らなければ、大方は"いつみ"、そうでなくても"へんみ"と読んでしまうだろう。まあ「逸」という字は通常"へん"とは読まないことから考えると、"へんみ"という読み方も難読ではあるのだが。
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.01.24.】
 当駅は湘南電気鉄道が1930(昭5)年4月に黄金町-浦賀 間を開通させたときに開業した、開通時開設駅。
 改札外階段に屋根が架けられていたり細かい違いはあるが、基本的な構造はお隣の築堤腹付け駅の安針塚駅にも似ている。開通時開設駅ではあるものの、開業当初と訪問時現在では駅構内の姿が変わっており、駅舎もそれに伴って改造なり改築されたなりされたのではないかと思われる。この写真をよく見てみると、写真手前上部に延びる下りホームの延長部が築堤とは別の、築堤に並行した歩道橋のような構造の上に造られていることが判る。ホームの下と線路の間にこんな隙間があること自体がちょっとした驚きである。
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.01.24.】
 改札口周りの様子。改札口から真っ直ぐ進むと下りホーム、右に行くと上りホームという通路構造は安針塚駅と一緒である。時刻表の上に時計が設置されているところはポイントが高い。写真右側の壁側を見ると何か支えるような構造になっているが、ここに下りホームの一部分が載っかっている。
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.01.24.】
 構内は上下線とも、ホームを持たず通過線となる本線と、ホームを持つ側線の待避線(副本線)から成り立つ停車場となっている。それほど距離がないトンネルとトンネルに挟まれた場所に18m車6輛分の待避線を無理繰り捻出したような感じが否めない。ちなみにかつて湘南電気鉄道が当駅を開設したときは、待避線を持たない島式1面2線だったという。
 訪問時のダイヤでは、日中時間帯での当駅での通過待ち合わせは上下線とも設定されていないとのことだった。
 
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.01.24.】
 駅を出発した下り[普通]列車。トンネル拡張工事を避けるためか、ポイントの設置位置はトンネル入口にぎりぎりかからない場所に設置し、構内の待避線の有効長を確保していることが判る。
 それにしても、トンネルの直上にも住宅地が広がるのはこの沿線の特徴的な景色である。私は「鉄」ではあるが、もしこのトンネル上の物件に住みたいかと訊かれても、住みたいとは答えないだろう。というのも鉄道云々という話よりも、急角度の傾斜地という住宅立地は避けたいと思いのほうが強いからである。
 
 ◆写真の列車情報◆ 800形 824編成[4輛編成:写真先頭は824-6] 1519発 1342[普通]品川→浦賀
【撮影日:18.05.03./掲載日:19.01.24.】
 上り通過線を通過する[快特]。当駅を通過する列車は構内にカーブが介在するため速度を落とすので、写真を撮るにしても流すような感じでカメラを振らなくてもピントが充分に合う。面白いことに、カーブの外側となる上り線(通過線)では40km/h、内側となる下り線(通過線)は65km/hと、思い浮かぶ速度制限のイメージとはあべこべになっている。これは無理に構内の面積を捻出した影響なのだろうか?
 
 ◆写真の列車情報◆ 2100形(3次車) 2141編成[8輛編成:写真先頭は2141] 1459頃通過 1401A[快特]三崎口→泉岳寺
 
 

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