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関東鉄道 竜ヶ崎線
入地 【次の掲載駅】 竜ヶ崎
門 倉 Kadokura
● 2020年3月訪問時
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.14.】
 写真は門倉駅跡地の全景。線路の奥側に、いかにもホームがあったことを容易に想像できる空き地があった。
 以前の情報では左のお宅のブロック塀の脇に、南中島駅の跡地に立てられていたような青い小さな立て札があったはずなのだが、訪問時はそれが見当たらなかった。踏切の脇には真新しいキュービクルが設置されていたので、もしかしたら立て札はこの工事の際に引き抜かれてしまったのかもしれない。
 住所表記としては当地は"川原代(かわらしろ)町"というところにあるが、この写真の場所から少し離れたところに"門倉新田町"という住所表記が見える。この門倉新田という名前は明治の町村制施行前に自治体として存在したことが確認できるが(施行後は合併で馴柴村へ)、現在は長さ100mに満たない眉のような形をした区割りで、住所整理から取り残されたような存在になっている。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.14.】
 元の駅の入口?には踏切があり、その名前は「門倉2号踏切」と元の駅の名前が見える。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.14.】
 門倉2号踏切から佐貫方向を見る。ひたすら線路がまっすぐに伸びている。これだけ線形が良くても、竜ヶ崎線の気動車は爆走することはないんだろうなあ…(笑)。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.14.】
 元の駅を通過するキハ532。列車がいる線路敷きすぐ左側に1kmポストが見える。門倉駅は起点の佐貫から3.5kmとされていたので、キロポストは竜ヶ崎からカウントされているようだ(竜ヶ崎は起点から4.5km)。
 当駅は竜ヶ崎に向かって左側にホームがあった。もし当駅が現役で残っていれば、竜ヶ崎線に使用される車輛の特徴である、すべての駅のホームが竜ヶ崎に向かって右側にあるために運転台を右側に寄せた特徴的な構造は誕生しなかったかもしれない。まあでも、少なくとも1971(昭46)年の貨物廃止の時点までは竜ヶ崎駅が1面2線構造のホームだったので、特異な車輛構造の誕生は、門倉駅廃止が影響していたということはないのだろう。

 ◆写真の列車情報◆ 竜ヶ崎区 キハ532 入地1158発 [普通]佐貫→竜ケ崎