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関東鉄道 竜ヶ崎線
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竜ヶ崎 Ryugasaki
● 2020年3月訪問時
【購入日:20.03.21./掲載日:22.05.25.】
 当駅では硬券の乗車券が常備されていた。ただ10%消費税に対応させるために新たに券は作らず、運賃変更のゴム印での対応であった。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.25.】
 
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.25.】
 駅舎はぱっと見た目はリニュアールされたように見えるが、写真左側にちょっと見える側面からは昭和中期とかに建てられたような雰囲気がみられ、建物自体はかなりの年数が経っている様子が窺える。調べてみると、駅舎は1974(昭49)年に建てられたものだそうだ。
 それにしても駅舎前に3本の柱で支えられている屋根は造りが大仰で工場やトラックの車庫のようなイメージを連想させる。そして柱に取り付けられた球体の街灯がなんともアンバランスに見える。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.25.】
 上項の写真の右側側面も、正面同様に壁面がリニュアールされている。正面よりも側面の方が駅名表示が大きくなっているのは、利用者がこちら側からやってくる人が多いということなのだろう。その駅名板には龍ケ崎市のゆるキャラ「まいりゅう」が描かれている。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.25.】
 1974(昭49)年に線路の行き止まり側に建てられた駅舎の中は、壁面下部にタイルが貼られているところや、左に見える上部が緩いRで切り取られた大きな窓と出入口など、いかにもその建築当時のデザイン性が感じられる。
 ちょっと面白いなと思ったのは、窓口と自動券売機の位置が、駅事務所の入口を挟んで離れている。おそらく新築当時は券売機が設置されておらず、後に場所が造られたものなのかもしれない。
 改札口はSuica等にも対応しているが、改札は列車到着時と発車時に限られて開くようになっており、新旧のスタイルが混在する取り扱いとなっている。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.25.】
 現在の駅構内は1面1線の頭端式であるが、屋根形状からかつては1面2線の頭端式の島式(=半島式?)ホームであった様子が窺える。現在のような棒線化の状態になったのは1971(昭46)年以降のこと。以前は貨物にも対応した長大なホームがあったとか。
 かつての竜崎鉄道は、当地より直線で約10km東にある伊佐津(開業当時は稲敷郡柴崎村、その後は新利根村を経て、現在は稲敷市)までの路線延伸の計画を持っていたという。しかし延伸は果たせず、株式配当の無配が1900(明33)年の開業から少なくとも20年以上も続いていたということで経営は苦しかったようだ。ちなみに伊佐津という場所は当時の柴崎村の中心部・柴崎の北側に位置しているのだが、どう見ても柴崎のほうが人口が集中しており、そこを外して終点をひとつ丘を越えた伊佐津として計画していたのは少々不思議に思える。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.25.】
 ホームに掲げられた所要時間案内は、駅自体が3つしかないのでシンプルすぎるくらい、至ってシンプルだ。これで英語表記が無かったら、すごく簡素に見えるんだろうなぁ。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.25.】
 駅に停車中のキハ532。ホーム自体も短いので、単行の車輛がちょこんと止まる様子も収まりがいい。一方で模型的とも言えないこともない。

 ◆写真の列車情報◆ 竜ヶ崎区 キハ532 1232着 [普通]佐貫→竜ヶ崎<折返>1235発 [普通]竜ヶ崎→佐貫
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.25.】
 キハ532の車内に設置されていた列車走行位置の表示器。前後ともに、室内の貫通路扉の上部に取り付けられていた。当線は2区間しかないので、機械的に作っても簡単にできるのであろう。とはいえ、効果としてはどの程度インパクトがあるものなのだろうか…。