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関東鉄道 竜ヶ崎線
南中島 【次の掲載駅】 門倉
入 地 Ireji
● 2020年3月訪問時
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.04.】
 竜ヶ崎線が開業したのは1900(明33)年であるが、当初は4駅体制(佐貫・南中島・門島・竜ヶ崎)で、当駅は存在しなかった。当駅は開業から4ヶ月半遅れて1901(明34)年の元日に設置されている。何年かして設置するということなら理由も察せようが、開通時の同時開業ではなく、この数ヶ月遅らせることになった理由は何だったのだろうか。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.04.】
 当駅には駅舎は無く、ホームの中程に簡素なコンクリート製の待合室が建つ。入口に左側には駅舎に掲げるような駅名板が、右側には柱などに取り付けるような仮名書きの駅名板が、側面にも駅名が表示されている。側面の表示については、駅外となる道路からは注意してみないと気がつかないような存在だ。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.04.】
 当駅は棒線駅だが、線路のホームがない側にはやや広い空き地が。かつては列車の交換が可能な駅であったとか。現在でこそ佐貫ー竜ヶ崎 間を片道所要7分で気動車が駆け抜けてしまうが、かつては所要20分(もしくはそれ以上という話もある)もかけてSL牽引の客車が走っていたそうなので、本数が少なかったとはいえ、貨物列車のことなども勘案して交換設備が必要だったのだろう。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.04.】
 ホームには立て札が立てられており、当駅が合格祈願に繫がる縁起駅である旨が書かれている。でもなぜ合格祈願に繫がるのかの話の持って行き方がやや強引なのは、ご愛嬌か(笑)。でもこの"合格"に繫がる理由は「5を書く→合格」については、当駅ではなくてもすべての場所に当てはめようと思えばできないこともない理由であることに薄々気づいているのか、最後の行に「あなた次第です」と神頼みにしていないところもユニークである。
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.04.】
 駅の竜ヶ崎側にある警報器がない入地1踏切から、駅に停車中の列車を撮影。駅との踏切の間は200mまではない距離で、地図で見ると一見直線に見えるのだが、実際は写真のようにごく緩くカーブしている。

 ◆写真の列車情報◆ キハ532 1258発 [普通]佐貫→竜ケ崎
 
【撮影日:20.03.21./掲載日:22.05.04.】
 駅を出発したキハ532を上項と同じ入地1踏切から撮影。駅を離れると周囲は田畑が広がるのんびりとした雰囲気になる。営農している方々はのんびりとしていられないとは思われるが。