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山形鉄道 フラワー長井線
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赤 湯 Akayu
 ◆2010年9月訪問時
【撮影日:10.09.18./掲載日:17.08.14.】
 赤湯は南陽市にあるが、この南陽市という名前は1967(昭42)年の町村合併の際に命名された瑞祥地名(元の地名を由来とせず、縁起の良い字や言葉を用いて創作された地名)であるとのこと。このような名前になったのは、合併の際に相当もめたことが原因らしい。
 "南陽"の語源となったのは、「南陽の菊水」という太平記にも出てくる中国の故事で、"南陽"は「北に丘陵、南に沃野、まことに住みやすいところ」を意味する中国古来の地名で、"菊水"は不老長寿の霊泉を意味するようだ。実際に中国の河南省には南陽市が存在し、日中で姉妹都市を結んでいる。

 
 
【撮影日:10.09.18./掲載日:17.08.14.】
 山形鉄道開業と同時に建てられた西口の駅舎はログハウス風で、東口の新幹線にも対応したJRの近代的な駅舎とは対照的だ。営業は平日の日中のみということで、訪問した朝の駅舎内は無人であった。駅舎としてはそこそこの大きさがあるのに、平日の時間限定でしか使わないというのは、ちょっと勿体ない。
 
 
【撮影日:10.09.18./掲載日:17.08.14.】
 朝の7:48発の荒砥ゆきは2輛編成。平日であれば宮内や南長井へ通学する高校生が大勢乗車するのだろうが、この日は土曜日で生徒の姿もまばらだった。
 赤湯駅は対向式1面と島式2面のホームを有しており、山形鉄道はJR駅舎から最も離れたホーム(逆にいえば、最も山形鉄道の駅舎に近い側)にJRから間借りしているような形で、そのホームは4番線を名乗っている。ホームの配置からいえば本来なら5番線を名乗るところだが、2番線ホームに当たる部分に線路が敷かれていないため、3~5番線になるところが2~4番線として番号を詰めたためである。なんとなくだが、線路を剥がしたホームの番線を欠番とするところが比較的多いように思うので、こうして番号を丁寧に詰めているというのもちょっと珍しいかも。

◆写真の列車情報◆ (写真手前:荒砥側)YR-883+YR-887 724着 204D 荒砥→赤湯 >折返> 748発 203D 赤湯→荒砥
 
   
 

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