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美田園 Mitazono
 ●2023年3月
【購入日:23.03.11./掲載日:23.12.01.】
 東日本大震災のあの日あの時からひと周り、12年が過ぎて初めて降り立ったのが当駅ということになった。
 
【入手日:23.03.11./掲載日:23.12.01.】
 印相の大きさは直径80mm。印相の状態は良好で、駅利用者が少ないこと、押印には駅員に申し出る必要があるということも関係ありそうだ。デザインはホーム階下の駅舎内の様子と、SAT721系。「がんばろう!東北」「復興!みやぎ」の文字が入るのは、震災被害を経験した会社らしくもある。
 
【撮影日:23.03.11./掲載日:23.12.01.】
 計画時の駅名の仮称は、当時の地名の「下増田」であった。空港に隣接する開発エリア「なとりりんくうタウン」のうち、仙台東部道路の東側部分と重なった下増田地区について新たに名付けられた地名が「美田園」である。その名前の由来は、調べてみたものの今のところは不明。
 当駅は、仙台空港鉄道の3つの単独駅のうちで利用者数は最も少ないそうだが、コロナの時期を除けば利用客数は開業以来すっと右肩上りでだそうだ。
【撮影日:23.03.11./掲載日:23.12.01.】
 美田園駅の駅舎は県道127号杉ヶ袋増田線の南側に建てられている。仙台空港線とこの県道127号は、杜せきのした駅の名取駅側から当駅付近まで並行しているが、駅以外の区間では中央分離帯の場所に高架の線路が通っており、駅の箇所だけが県道の片側を通るようになっている。
 震災後の復旧運転に当たっては、仙台空港駅にある機器室の浸水被害と空港敷地内をくぐるトンネルの水没による影響によって、当駅が終点となる折り返し運転が行われていた。その際には浸水で使えなくなった機器を代替する機器が当駅に仮設されたとのこと。
 話は変わるが、テレビ朝日系のドラマで「家政夫のミタゾノ」という番組があるが、2023(令5)年5月にドラマの撮影が当駅で行われたそうだ。その撮影が使われた同年10月からの1クールの放送期間の間だけ、主人公を演じた松岡昌宏氏の声でホームのアナウンスが流れているそうだ。ちなみに役名は"三田園"と、音は同じでも漢字が異なる。
 
【撮影日:23.03.11./掲載日:23.12.01.】
 駅構内は1面2線となっており、写真の左側が仙台空港方面で、右側が名取・仙台方面の乗り場になっている。線路配線としては仙台空港方面が直線になった1線スルータイプとなっている。
 屋根を支える弧状の鉄骨材は円く肉抜きがされており、小田急小田原線の秦野駅を思い起こさせる。
 
【撮影日:23.03.11./掲載日:23.12.01.】
 駅名標の直上に列車案内表示が直角に交差する。意外に見ない配置かも。
 単線の仙台空港線は、日中、当駅で必ず上下列車が交換するダイヤが組まれている。よって上下線とも同一時分に発車することがほとんどである。それに上下列車とも"仙台"の名がつく行き先の列車であることを考えると、上下線で列車案内に表示させるLEDの表示色を変えてもいいのではないかと思ってしまう。
 
【撮影日:23.03.11./掲載日:23.12.01.】
 駅に到着する仙台空港鉄道車。ホームの屋根に使われている鉄骨材が緻密に整然と並んだ様子には構造美を感じる。
 ◆写真の列車情報◆ SAT721系 仙セン[移管] SA-101(写真先頭はSAT721-101) 1513発 1352M [普通]仙台→仙台空港
 
 

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