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東日本旅客鉄道 只見線
(叶津) 【次の掲載駅】 田子倉  
只 見 Tadami
 ●2014年09月 訪問時
【購入日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 POSによる入場券。実際にこれを使用してホーム内での撮影を行った。
 
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 写真は小出方向を見ている。駅名標には「会津蒲生」の表示は見えるが、会津川口側の線路はすっかり錆びついていた。不通になったのは2011(平23)年7月末のこと。訪問時点で3年が経過していることになる。
 
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 駅舎はやけに横に長い、コンクリート平屋建ての簡素な駅だ。駅舎は只見駅延伸開業時の1963(昭38)年に建てられたことを示す定礎の表示が、小出側の壁にあった。いかにもこの当時、運転上の主要駅に作られた国鉄の駅という感じだ。
 ちなみにこの駅舎ができた頃は、まだ只見~大白川 間は開通しておらず、路線名も「会津線」だった。一方で開通していた小出-大白川 間が、只見に到達していなかったにもかかわらず「只見線」だった。
 
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 駅舎をホーム側から見たところ。こちらから見ても変哲も無い1963年当時の造りらしい駅舎である。でもその前には結構手入れされた花壇で植物が育っている。
 駅の構内は列車の取扱本数の割りには広い。会津線開業以前、電源開発の専用線時代の名残なのだろうか。
 
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 まだ9月の中旬だというのに、待合所(というか、通路というか)の中にはストーブが。訪問日はそんなに寒い日では無かったが、こちらでは既に冷え込む時があるということなのだろうか。
 
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 上項の写真の中央上部に時刻表が掲げられている。下り小出方面は1日3本のみ。寂しい限りの時刻表だ。一方、会津川口までの運休が続く上りの会津若松方面には、方面さえ書かれていない。代行バスの時刻表は、窓口左側に紙で掲示されている。
 
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 線路脇のコスモスが、小出からの上り一番列車の到着を迎えていた。
 
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 到着した列車は15分の停車の後、小出駅へ向かって折り返し出発していった。
 ホームの上屋のかかっている場所に、大きく「ようこそ只見へ またどうぞ」との看板がある。普通の駅だったら乗降の邪魔になるところに看板を掲出しているとしか思わないのだが、こういうのはローカルな駅ならではというところだろうか。柱には黄色いステッカーで「この付近は列車通過の際 十分ご注意ください 駅長」と貼られている。
 看板だが、「またどうぞ」の上の部分に小さな文字で、「自然首都・只見」とかかれており、その文字の上にさらに小さな文字で「只見町は、日本の自然の中心地」と書かれている。確かに山深いところで、自然には事欠かない土地である。

 ◆写真の列車情報◆ キハ40系 車番不明 2422D 915着 [普通]小出→只見<折返>2423D 930発 [普通]只見→小出
 
 
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 上の項の写真からの続き。写真の左側で、列車に手を振る人たちがいる。この方達は、同じ駅舎内に入っている「只見インフォメーションセンター」におられる「只見観光まちづくり協会」の方々で、9:30発と15:42発の上り2本の列車に対して“只見手を振り隊”として列車をお見送りする。地域の人たちが只見線に対する思いを垣間見ることができたし、個人的にも残せるものなら只見線を残して欲しいとは思うが、思いだけで鉄道を残せるほど甘くないのも事実だ。
 
 
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 駅舎前に据え付けられた代行バス。普段はマイクロバスでの運行だそうだが、三連休の初日ということもあって、この日は中型バスが充当されていた。このバスは列車の接続を取る便ではあるが、乗客の数は、下りの到着便、上りの出発便ともに十人にも満たなかった気がする。この数字が普段より多いのか少ないのか…微妙だ。

 ◆写真の代行バス情報◆ 使用バス会社不明 905着 会津川口→只見<折返> 920発 只見→会津川口
 
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.03.】
 駅の小出側にある宮道踏切。この踏切の名前が示すとおり、踏切を渡った一本道の先に神社がある。
 この写真の風景は、只見駅に置かれていた(もしかしたら他にも置いてあるのかも知れない)、奥会津五町村活性化協議会による「只見線の旅」という冊子の表紙挿絵に使われている風景である(路線ページ【只見線】を参照)。挿絵の方は遠近感をもっとぎゅっと圧縮して、奥に見える鳥居とお宮が大きく描かれている。
 この踏切の小出(左)側には手動の転車台があり、踏切から臨むことができるが、はっきりとは見えない。
 
 

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