東日本旅客鉄道 只見線 | |
←会津蒲生 【次の掲載駅】 只見→ | |
(叶 津) | (Kanōzu) |
●2014年09月 訪問時 | |
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.05.】 写真の道路は、柏崎市と会津若松市(実質は会津坂下町)を結ぶ国道252号と、いわき市と新潟市(実質は燕市)を結ぶ国道289号の重複区間で、写真の背後は会津川口・会津坂下側、写真の見えている先が小出・会津田島側になる。両国道は当地付近から只見駅に近い只見町役場付近までが重複区間で、当地で会津川口・会津坂下側と(繋がっていない)三条・燕側に分かれる。両国道は福島・新潟県境を越えているが、只見線と国道252号ルートは「六十里越」といい、国道289号ルートはそれに対して「八十里越」という。ただ八十里越の現状は車も通れない“酷道”状態で、徒歩で通り抜けるのもかなり難しい山道らしい。一方で国道工事は進捗しており、開通は2020年ごろを予定しているらしい。 写真の左側には只見線の高架橋が見えるが、長く走らない線路上に草が伸びているのが、離れている場所からも見て判る。 臨時に設定されている叶津バス停は、冊子「只見線の旅」によればJR跨道橋脇となっており、高架橋の先に見えるプレートガータ橋の下あたりということになっているが、この場所にはバス停らしきものは存在しなかった。上下線共にガーター橋をくぐったそばに小道が分かれているので、バスはそこをスペースにして乗降を行っているのかもしれない。 この叶津バス停が設定された理由を推測すると、集落があるということはもちろんだが、この近くに只見町が観光ポイントとしている「叶津番所」という建屋があることも関係していると思われる。この「叶津番所」は、戦国時代から六十里越(八十里越も?)を控えた番所としての役目を持っていたそうで、建物は築300年を超えており、近くにある「旧五十嵐住宅」と合わせて国の重要文化財となっているそうだ。 ちなみに叶津バス停の位置は只見町叶津という広大な地域の東端にある。とはいっても叶津地域の殆どは山地である。 |
|
【撮影日:14.09.13./掲載日:15.11.05.】 上にも書いたが、プレートガーター橋の下辺りのバスの停車場所付近を撮影した。…つもりだが、バス停のポールも無く、バスが停車しているところも見たわけではないので、想像で撮っている。ちなみに見ている方向は上の写真とは逆方向を見ている。 橋の下にバス停を設定しているとするならば、この場所は雨に日でも濡れずに済むので、結構いい場所なのかもしれない。先の小道のところで待避するように停車するのであれば、後続の車の邪魔にはならない。 |
|