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JR東日本 常磐線
久ノ浜 【次の掲載駅】 広野→ 
末 続 Suetsugi
 ●2013.09.訪問時
【撮影日:13.09.07./掲載日:21.08.07.】
 当駅の駅舎はシンプルなやや横に長い切妻屋根。少々壁板の痛みが進行しているのが気になった。
 しかし現在は補修が行われたのか、佇まいはそのままに、ややピンクがかった赤瓦の屋根にベージュの壁色となって、ちょっとかわいらしく模様替えされた。
 
 
【撮影日:13.09.07./掲載日:21.08.07.】
 当駅の運賃表を見ると、常磐線の福島県内の駅のみの表示となっている。あまり長距離利用がないということだろうか。撮影当時は広野までしか開通しておらず、木戸以北は上から紙を貼って運賃表示が消されていた。
 時刻表を見ると、下り11本、上り12本の列車が設定されていることが判る。下り最終列車の折り返しとなる上り列車は回送列車として運用されている。この最終列車の折り返し上り列車の回送運用は掲載日現在も行われており、上りの本数が1本少ないのは変わっていない。震災前は富岡ゆきが下り最終列車で、折り返しの上り列車は翌朝の一番列車に当てられていた。
 
 
【撮影日:13.09.07./掲載日:21.08.07.】
 ホームの南側からは海を臨むことができる。かつては何軒か家があったと思ったが、津波で流されたのだろうか数が減っていた。変わったのはそれだけでなく、平地の一部にはたくさんのテトラポッドが置かれていた。
 
 
【撮影日:13.09.07./掲載日:21.08.07.】
 プランターに植えられた花たちに見送られて出発した広野ゆき。駅は無人駅ながらも、近隣の住民の方によってだろうか、駅は綺麗に手入れされている様子が窺える。

 ◆写真の列車情報◆ 415系1500番台 編成番号不明 669M 1239発[普通]いわき→広野
 
 ●2007.03.訪問時
【撮影日:07.03.10./掲載日:22.02.13.】
 海と一緒に臨める駅名標。
 
 
【撮影日:07.03.10./掲載日:22.02.13.】
 駅舎は下りホームの岩沼寄りに建つ。木造で古めかしく、単純な体型の駅舎は、駅周りをするものとしてはなかなかそそられるものがある(笑)。
 当時の常磐線は有人駅が圧倒的に多く、当駅のような無人駅は少数派というよりは珍しかった。いわき-原ノ町 間に限っても、他には桃内と磐城太田の合わせて3駅しかなかった。この写真撮影から15年が経過した掲載日現在では、いわき-原ノ町 間にある16駅中14駅(この当時、未開業だったJヴィレッジ駅を含む)が無人駅、残り2駅も業務委託駅となってしまった。原発事故や労働環境の変化などいろいろな事情があるとはいえ、この現状はあまりにも寂しすぎる。
 
 
【撮影日:07.03.10./掲載日:22.02.13.】
 駅に停車中の455系編成。3両編成を2本つないだ編成の前面方向幕は、どちらもLED表示となっていた。
 仙台区の455系は、2005(平17)年春のダイヤ改正まではいわきを越えて水戸まで南下する運用が組まれていが、その後は南限がいわきまで短縮されていた。そして2007(平19)年春のダイヤ改正で、常磐線にE531系が本格導入が行われ、その影響でいわき-原ノ町(一部 相馬)間の多くの運用に415系1500番台が使われることになったため、455系は常磐線の運用から撤退することになった。この写真は、そのダイヤ改正の1週間前の姿ということになる。

 ◆写真の列車情報◆ 455系 S-43+S-18(写真先頭車はS-43 クハ455-49) 684M 1317発[普通]原ノ町→いわき
 
 
【撮影日:07.03.10./掲載日:22.02.13.】
 駅を出発する701系。
 仙台区の701系の常磐線運用は1999(平11)年からいわき-仙台 間で行われていたが、震災以降の分断区間北部での運用を経て、2020(令2)年の全線運転再開後は原ノ町以北での運用と結果的に短縮されてしまった。震災以前でも2輛編成の列車が普通に運用に就いていることを考えても、掲載日現在のE531系5輛編成の運用は合理的なのかなぁと考えてしまう。

 ◆写真の列車情報◆ 701系1000番台 F2-18(写真先頭車はクハ700-1018) 253M 1354発[普通]いわき→仙台
 
 
   
 

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