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JR東日本 常磐線
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久ノ浜 Hisanohama
 ●2018.03. 富岡再開通後訪問時
【購入日:18.03.04./掲載日:21.09.24.】
 
 
 
【撮影日:18.03.04./掲載日:21.09.24.】
 1番線の日暮里側の駅名標の隣には、レンガで作られた危険物倉庫が残されていた。今となってはなかなか貴重な存在だ。
 
 
【撮影日:18.03.04./掲載日:21.09.24.】
 建物の資産標を見つけていないでので駅舎がいつ建てられたものかはわからないが、戦前にはすでにこの駅舎は建てられていたそうだ。壁面部分がレモンイエローに塗られており、ちょっとかわいい雰囲気がある。以前の壁面は白一色で、屋根も茶色の瓦葺きであった。
 当駅は現在いわき市にあるが、いわき市が成立(1966(昭41)年)以前は当駅のある久之浜町と大久村だけは双葉郡に所属しており、他の合併市町村はすべて石城郡だった。となると、久之浜町と大久村にとっては一種の越境合併であった。
 当駅名は「久ノ浜」で"の"の部分は片仮名書きとされているが、地名の方は漢字で"之"の字が使われている。なぜ駅名の方は仮名書きにしたのかはよくわからない。ちなみに近くにある郵便局も駅名と同じ仮名文字が使用されている。
 
 
【撮影日:18.03.04./掲載日:21.09.24.】
 駅舎内は、角から台形に出ている窓口があり、ホーム出入口を挟んだ反対側に待合室代わりにベンチが置かれ、非常にオーソドックスなスタイルである。
 
 
【撮影日:18.03.04./掲載日:21.09.24.】
 運賃表と時刻表が窓口の左手に掲げられていた。運賃表を見ると、表示されている中で一番遠い1,660円で行ける駅(当時の消費税8%時代の100kmまで)は、常磐線が南方は佐和駅、北側は宮城県最南端の坂元駅、磐越東線は三春となっており、仙台はちょっと離れているが、水戸・郡山という街の駅までには微妙に届いていない。
 またこの頃は富岡-浪江 間は代行バスとなっており、途中の夜ノ森・大野・双葉は通過となっていたので、運賃が表示されていない、というか図的にも線路が途切れていた。
 
 
【撮影日:18.03.04./掲載日:21.09.24.】
 下りホームから上りホームにある駅舎を見たところ。駅舎の造りが古いのに外観のカラーリングは現在的で、ギャップがあって面白い。
 
 
【撮影日:18.03.04./掲載日:21.09.24.】
 当駅は、2面2線の造りだが、かつてはこの線路の間に中線があったようだ。そこを渡る跨線橋を見ると、駅の規模の割には階段幅が広く造られている。
 
 
【撮影日:18.03.04./掲載日:21.09.24.】
 駅に到着する651系。久ノ浜は[特急]停車駅ではなかったので651系は通過か、停車しても運転停車扱いだと思われるので、こうして旅客を扱う定期列車として停車する姿はこの機会だけだったということになるのだろうか。このK201編成は2020(令2)年4月に廃車となっている。

◆写真の列車情報◆ 651系 水カツ K201(写真先頭はクハ651-101) 673M 1043発[普通]いわき→富岡
 
 
 

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