HOME東北JR東日本常磐線

JR東日本 常磐線
夜ノ森 【次の掲載駅】 双葉→ 
大 野 Ōno
 
【撮影日:20.03.11./掲載日:20.03.11.】
 常磐線駅施設の敷地と駅まで繋がる道路の立入規制解除は2020(令2)年3月5日に実施された。常磐線全線再開通のタイミングで最後に再開される駅は3駅あるが、駅の周辺事情が最も厳しいのは当駅かもしれない。原発事故発生後の駅の北(岩沼)側付近は原発事故後の放射線量が特に強かったエリアのひとつで、現在でも除染が終了していないところが多い。そういうこともあるのか、駅を降りても周辺に利用できる店や施設は皆無で、児童公園でさえも立ち入り禁止で、駅を離れると道路以外に行ける場所が無いのである。駅近くの病院が再開する予定があるとはいえ、訪問時で最も近い住民が生活している地域までは駅から2km以上も離れている。
 
 
【撮影日:20.03.11./掲載日:20.03.11.】
 駅東口を見る。駅は開業前なので、当然に中に立ち入ることはできない。ただ駅舎のガラス越しに中で何か作業している方の姿が見えた。東口の駅前広場は広大で、バスは6台分、乗用車は30台分くらい停められそうだ。駅と生活の場所が離れているということがあるにしても、これだけのスペースが埋まる事なんて発生するのだろうかと思ってしまった。
 
 
【撮影日:20.03.11./掲載日:20.03.11.】
 駅西口のようす。かつてはこちらがメインの出入口だったようで、駅前広場を出ると短いながらも商店が連なっている。しかしいずれの商店も帰還困難区域にあるため、9年間も自然になすがままにされた状態になっている。これはシャッター通り商店街よりもひどい状況である。いわゆる普通の駅前の賑わいを取り戻すのに、あと何年かかるのだろうか。
 
 
【撮影日:20.03.11./掲載日:20.03.11.】
 駅舎としては立派なものが建っているが、再開時の構内は島式1面1線で、上りホーム側は線路は敷設されず、しかも柵が立てられている。当面は列車交換設備は復帰しないらしいが…。
 
【撮影日:20.03.11./掲載日:20.03.11.】
 種類は解らないが、かなり花が開いているおそらく寒桜?越しにホームを見る。ホームの手前側は元は上り線で、BRTを思い起こすように路盤がアスファルトで舗装されている。今後復旧させるときの予備工事だろう、と思っておくことにする。
 で、この桜だが、帰還困難区域の民家の敷地から、立入制限解除区域の駅前広場に枝を伸ばしてきたものである。自然はいつでも逞しい。
 
 
 

▲このページのTOPへ戻る