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東日本旅客鉄道 磐越東線
いわき 【次の掲載駅】 小野新町  
夏 井  Natsui
   ●2015年3月
【撮影日:15.03.28./掲載日:15.04.18.】
 
 
【撮影日:15.03.28./掲載日:15.04.18.】
 夏井駅には駅舎は無いが、写真右に駅名を記した杭、写真中央に駅名標、写真左に近隣の観光案内と、駅の存在をアピールするものは存在する。しかし駅の入口とアクセスする間には広い空間があり、目立つ存在かと言われると、それほど強力なものではない。
 写真中央の駅名標だが、文字の配列などは住所表示もあり国鉄様式の体裁を整えているが、よく見てみるボードがやや横に長く、字体も国鉄時代のそれより細い気がする。決定的な証拠があるわけではないが、後年に造り直されたものではないかと私は疑っている。
 
 
【撮影日:15.03.28./掲載日:15.04.18.】
 撮影時の夏井駅は棒線配置の駅だが、かつては列車交換が可能な駅だった。ホームの線路のある側の反対は写真のような状態になっており、列車が停車可能だったホーム形状が残っている。単線化された線路も、夏井駅の前後ではホームを避けるように、不必要に大きくカーブしていることからも交換駅だったことが窺い知れる。線路が剥がされた側は意味不明にタイヤが並べられており、ホーム上に見える待合室から先あたりの元路盤は幼稚園の土地に侵蝕されている。
 ちなみにかつては郡山方面からの当駅折り返しの列車も設定されていた。住所的には小野町内にあり(隣の川前駅はいわき市)、現在も周囲にも人家が結構あることから、それなりに理にかなった設定だったのだろう。
 
 
【撮影日:15.03.28./掲載日:15.04.18.】
 ホーム上にぽつんと建つ待合室。ちょっと素っ気ない。
 
 
【撮影日:15.03.28./掲載日:15.04.18.】
 駅を出発する上り[普通]いわき ゆき。この先、列車は夏井川渓谷の沿いの急坂を下っていく。
 訪れたのは3月末で、いわき市内の平地ではソメイヨシノも咲き始めていたが、このあたりはその気配も感じられない。夏どころか、春の訪れもまだまだだった。ちなみに「夏井の千本桜」というのが駅の至近にあり、車窓からも眺められる。

 ◆写真の列車情報◆
 仙コリ キハ110 キハ111-101(+キハ112-101) 900発 724D[普通]郡山→いわき
 
 
 
 

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