駅名標の右上に「仙」が表記されていることでも判るように、仙台市内の特定都区市内制度に含まれる駅である。駅の住所は「仙台市太白区中田(なかだ)」で、中田は当駅の開業時の駅名(陸前中田)に使われていた。現駅名への改称は1963(昭38)年5月だが、時期的に中途半端な感じがし、改称の理由もよくわからない。ちなみに名取郡中田村が仙台市へ吸収合併したのは1941(昭16)年。
駅舎の入り口は逆さU字型に積み上がったレンガに縁取られ、額部分には時計が設置されている。建屋の右側に駅事務室などがあり、左側はコンビニのNewDaysになっている。
駅舎内はやや手狭感があるものの、都市近郊の小駅という雰囲気である。自動改札は4通路あり、別に有人改札の通路がつく。写真の左端のスピーカーの下に時計がぶら下がるように設置されているのがユニークかも。
当駅は2面3線の典型的な地方の中間駅の様式で、3番線が待避線となっている。3番線は信号回路的に上下双方の列車退避が可能なようだが、現状の3番線には下り列車のみが発着しているようだ。
駅に停車中のSAT721系。テールライトを点灯させているが、点灯面積が小さくて強い光なので、これのように写真によっては赤い色が飛んでしまって、しかも上部に設置されているので、見返したときに一瞬ヘッドライトと勘違いしてしまいそうだ。
◆写真の列車情報◆ SAT721系 仙セン[移管] SA-101（写真後尾はSAT720-101) 1340発 1344M [普通]仙台→仙台空港