HOME東北JR東日本常磐線

JR東日本 常磐線
広野 【次の掲載駅】 木戸
Jヴィレッジ J-Village
 ●2019.04.訪問時

【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 いわき駅で購入した、Jヴィレッジ駅までの往復乗車券。Jヴィレッジ駅初訪問となったこの時はまだいわき以北でSuicaが利用できなかった。
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 当時は臨時駅ながら駅スタンプが用意されていた。デザインはサッカーボールと判りやすい。
 Jヴィレッジというとサッカーのナショナルトレーニングセンターになっていたり、JFA(日本サッカー協会)のアカデミーがあったりするということもあり、どうしてもサッカーというイメージが強いが、他の室内外のスポーツ競技についても練習が可能である。もっといえば、スポーツに関係ない一般客の宿泊も可能である。
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 日本で初めて"ヴ”の文字が使用された駅でもあり、平成最後の開設駅となった当駅。駅名標を見て思うのは、駅名表記「Jヴィレッジ」と読み仮名表記「じぇいびれっじ」が異なっていること。なにゆえ「ヴ=う゛」とせず、「ヴィ=び」と表記することになったのだろう。まあ確かにJISの文字コードだと片仮名「ヴ」は掲載があるのに、平仮名「う゛」は無いんですけどねぇ…。
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 駅入口の様子。入口には弧状のテント屋根が掛けられており、その下にプレハブの駅事務所が置かれている。訪問当時は臨時開設駅であったが、開設日には駅員が出張ってきていた。
 当駅が臨時駅から常設駅に昇格し、首都圏のSuicaエリアに組み込まれるのは2020(令2)年3月のことになる。
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 駅には時刻表と列車位置情報を表示するディスプレイが設置されている。時刻表に掲示してある列車本数は、日中だけの営業ということもあってわずか上下5本ずつであった。臨時駅なのにいっちょ前だなーと思った反面、臨時駅にこれ必要なのか、とも思った。まあのちに常設駅になったので、この疑問は拭うことができたが。
 掲載日現在、このタイプのディスプレイは常磐線の無人駅で増殖中である。
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 プレハブの駅事務所のホーム側の壁にはゴールキーパーのシルエットが描かれている。事務室を駅をキープするための施設であることとかけているのかな??
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 ホームと駅出入口を結ぶ長めの階段の側面には絵が描かれており、上方と下方にはユリの花の絵が、中ほどには「キャプテン翼」の原作者である高橋陽一氏によるイラストが描かれていた。この高橋氏のイラストは、Jヴィレッジ駅開業記念入場券にも使用されている。
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 当駅は駅入口とホーム面の高低差が20mほどあるそうだ。
 当駅は広野ー木戸 間の複線区間になり、ホームは崇神山(しゅうじんやま、住所表記では"シウ神山"とも)トンネルのすぐ南側にホームがある。崇神山トンネルは上下線別の単線並列トンネルとなっている。複線区間の単線トンネルでは工事の関係で上下線の間隔が若干開くことがあるが、この場所は駅ができる前から線路の位置がほぼ変わっていないことから、もとからホームを造るには十二分以上の間隔が開いていた。幅広になった理由としては、広野ー木戸 間を複線化する際に崇神山トンネルのすぐ北側にある農業用溜池を避けるためと考えられるが、実際には後付けとなった上り線を敷く充分な土地が確保できなかったようで、一部溜池の上を架橋している。
 それにしても当駅の縦長な三角形のホームの造りは特異である。上下ホームの間にはホーム長と同じくらいありそうな長いスロープが築堤上に造られている(見た目はホームの2/3くらいだが、スロープのホームレベルの場所は築堤の中間ほどにあり、いったんホームの写真奥側に上がって、折り返して手前側に上がってくる)。エレベータはこの通路の写真右下が下側の昇降口(中2階という扱い)になっており、ここから3階(という扱い)の駅出入口改札をつないでいる。でもエレベータならホームレベルから駅改札までつないでしまえばスロープは不要にできるのでは? と思ったのだが、20mの高さともなると建物6階の高さに相当することになるので、階段でその高さを一気に上り下りするのは大変だということが判るので、スロープを造ったのは正解だったかもしれない。ちなみに2階に相当する部分は階段の踊り場とエレベータの昇降口があるが、特に何があるという場所にはなっていないので、エレベータは通過扱い(通常は扉を閉鎖)となっている。
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 写真は下り線の岩沼側のホーム端から。駅の北側の崇神山トンネルの入口の手前に236kmのキロポストが立っている。
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 ホームにペイントされていた、車掌用の停車位置目標表示。当駅は通常のダイヤではE531系の5輛編成しか発着しないのだが、他の形式の停車位置表示も用意されている。ただ訪問当時はE657系の停車位置表示が無かったのだが、2020(令2).03.26.のJヴィレッジの本格的な再オープンの際ににE657系が1往復だけ臨時に停車したことがあるので、その後「E657 10」の表示は用意されたのかなぁ。
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 駅を出発するE531系。まだ真新しい白いプラットホームがまぶしいかぎり。

 ◆写真の列車情報◆ E531系 水カツ K464(写真先頭はクハE530-2014) 671M 948発[普通]いわき→富岡
 
 
【撮影日:19.04.28./掲載日:22.01.01.】
 駅に到着する651系の[普通]列車。Jヴィレッジ駅の開設が2019(令2)年4月で、651系の[普通]列車運用が終了したのは常磐線が全線再開通したときの2020(令3)年3月なので、この写真の組み合わせが撮影できたのはたった1年ほど、しかも2020年3月のダイヤ改正までは当駅が臨時駅だったので、思いのほか撮影できる機会が少なかった。このいわき-富岡 間の運用に入っていた651系4輛の2編成(K201、K205)は運用離脱後にまもなく廃車となっている。

 ◆写真の列車情報◆ 651系 水カツ K205(写真先頭はクハ650-11) 672M 1142発[普通]富岡→いわき
 
 
 ●2019.04.20. Jヴィレッジ駅 開業記念入場券

【購入日:19.04.20./掲載日:22.06.05.】
 当駅の開業を記念して発売された記念入場券。この記念入場券はいわき駅とJヴィレッジ駅だけで販売が行われた。私は入場券の番号が「0735」と「0736」の2セットをいわき駅で購入した。1セットの価格は封入された入場券(大人10枚+小児1枚)の合計金額と同じ1470円。
 台紙はA3を二つ折りにしたものが使われている。画像の左上が表紙に当たる部分で、表紙に相当する面には、651系、E531系、E501系の写真が嵌められており(実はサッカーボールの展開図のようで、6角形のパーツがないのでそうではないのが謎)、他には各系式の車輛の線画と当駅の空撮写真風イラストが印刷されている。

 左下は裏表紙に当たる部分で、実際には二つ折りにされる関係で表紙の上部に180度回転した状態で印刷されている。裏表紙にはサッカー漫画の金字塔「キャプテン翼」の原作者である高橋陽一氏によるイラストが入る。このイラストは当駅の階段側面にも採用されている。
 右側は内側の画像になる。上部には駅の位置と駅の写真と、おそらく原発事故対応拠点から復旧した後のJ Villegeの写真が入る。その下にはサッカーのピッチの上に11枚の入場券が封入されている。いわきから富岡までは10駅があるのだが、サッカーの試合のチーム人数の11人に合わせるため、Jヴィレッジ駅を大人用と子供用の各1枚を用意して数を合わせている。各駅の入場券には写真が入れられており、以下のようになっている。写真の素材には651系が多めに使われている。見ていて気になるのは、木戸駅と末続駅に使われている写真の構図がよく似ており、元中線の敷地の有無と架線ビームの違うことで別駅だというのが判るような感じになっている。
 富岡駅:竜田側から駅構内に侵入してくる651系、竜田駅:木戸側にある木戸川橋梁を渡る651系、木戸駅:駅に到着するE531系、Jヴィレッジ駅:(大人券)広野側にある広野火力発電所近くを走行する651系・(小児券)おそらく駅を通過するE501系、広野駅:久ノ浜側の夕筋海岸付近を走行する651系、末続駅:駅に停車するE531系、久ノ浜駅:駅に侵入してくるE531系、四ツ倉駅:久ノ浜側にある波立(はったち)海岸付近を走行する651系、草野駅:駅に停車中のE531系、いわき駅:駅に停車中のE657系。
   
 

▲このページのTOPへ戻る