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福島臨海鉄道 本線
宮下 【次の掲載駅】 小名浜
水素前  Suiso-Mae
  2015年1月:小名浜駅移転切り替え時
【撮影日:15.01.12./掲載日:15.01.17.】
 
写真は水素正門前踏切から東(小名浜)側を見たところ。おそらく赤い壁があった辺りの前に水素前駅のホームがあったと思われる場所だ。
 2線見える線路のうち、右(海)側の線路は旧・本線の線路で、今後は東邦亜鉛の専用線へと切り替えられる。左(山)側の線路は今回の小名浜駅移転関連工事で線増された線路で、こちらが新・本線となる。
 写真では判りづらいが、左側の線路は奥の方で旧・小名浜へ至る線路が分かれるポイントがあった。今回の切り替え工事の直前までは、本線を走る下り・小名浜ゆきの貨物列車は、暫定的に右の線路から左の線路に一度転線し、さらに左に渡っていたことになる。
 こんな風に線路が2本になったことも意外だったが、かつてのホームがあったと思われる場所に渡り線が鎮座するとは思わなかった。しかしこの渡り線の配置だと、新・小名浜駅で海側の線路でコンテナの荷役をした列車は直接新・本線には出場できないような配線になってしまう。今回の撮影では、写真とは逆の渡り線を見つけることができなかったし、そのような工事をしている場所も見られなかった。ということはいちいち転線する使用方法になるのだろうか。
 
【撮影日:15.01.12./掲載日:15.01.17.】
 上の写真とは逆方向(泉)側を見る。数ヶ月前にここへ来たとき、従来からある(左側の)線路の右側で何の工事をしているのか判らなかったが、まさか線増の工事だとは思わなかった。見た目は複線のように見えるが、切り替え後は右の新線が本線になり、左の従来線が東邦亜鉛の専用線になるので、いわば「単線並列」ということになる。よってやろうと思えば同方向に列車を併走させることも可能ということにはなるが…、運転本数が一桁しかない路線でそんな光景が見られることは、まず起きないだろう。
 
 

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